岩手の食材 - そこそこ美味しい物ばかり 果物(その2)
今回のブログは、前回に引き続き、岩手の食材、果物に関する話題の第2弾を紹介します。
前回は、岩手県を代表する果物として、「りんご」、「ブルーベリー」、そして「さくらんぼ」を紹介しました。
★過去ブログ:岩手の食材 - そこそこ美味しい物ばかり 果物(その1) 20190824.html
まあ、「さくらんぼ」は、それ程、岩手を代表する果物ではありませんが、たまたま行った「さくらんぼ狩り」が楽しかったので、果物ついでに紹介した次第です。
実際、「さくらんぼ」の収穫量に関しては、山形県が断トツのトップで14,500トン、以下、北海道、山梨県となっており、岩手県など全く話になりません。
・第1位 :山形県、14,500トン
・第2位:北海道、 1,520トン
・第3位:山梨県、 1,170トン
・
・
・第10位:岩手県、 29トン
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前回ブログの最後に、岩手県の農産物と言うか、土地や気候が影響し、余り農産業は盛んでは無いと伝えましたが、まさにその通り、数字で見ると明らかです。
岩手県の農業産出額は、2015年で約2,494億円、全国に占める割合は、たったの2.8%程度しかありません。
しかし、それでも全国の順位で見ると、何故か11位なのです。
その理由はと言うと、やはり北海道の存在は非常に大きく、北海道の農業産出額は11,852億円で、ずっ~と1位になっています。
つまり、北海道以外の県は、それほど差がなく、「どんぐりの背比べ」状態になっている事が明らかです。
そんな状態の農産業ですが、今回は、次の3種類を紹介したいと思います。
- すいか
- なし
- いちご
今回紹介する果物も、それほど収穫量が多い果物ではありませんが、農家の方は、頑張っています。
また、今回も、これらの情報と合わせて、果物狩りが出来る場所の情報も紹介したいと思います。
それでは今回も宜しくお願いします。
■すいか
今回、最初に紹介する果物は「すいか」です。
「すいか」は、ご存知の通り「ウリ科スイカ属」に属する植物で、和名「西瓜」、英語名「Watermelon」と呼ばれています。
和名「西瓜」は、鎌倉時代に中国から日本に伝播した「唐音(とうおん)」と言う「字音」と言われています。
「字音」とは、漢字の発音が、日本語化した音のことです。
中国語で「西」を「シー」、「瓜」を「グァ」と言いますから、本来は「シーグァ」だった呼び方が、日本語化して「スイカ」になったと想像されています。
そして、呼び名と同様「すいか」も、記録が無いので何時かは定かではありませんが、室町時代(14世紀)以降、中国から日本にもたらされたと考えられているようです。
「すいか」自体は、紀元前5000年頃には、既に南アフリカで栽培されており、紀元前3000年頃のエジプトでも栽培が行われていたそうです。
その後、10世紀頃には中国に伝わり、「西方から伝わった瓜」と言う事で、中国でも「西瓜」と呼ばれています。
また、日本にもたらされた説としては、上記、室町時代と言う説以外、次の様な渡来説もあるようです。
・安土桃山時代となる天正7年(1579年)、ポルトガル人が長崎に「すいか」の種を持ち込んだ。
・江戸時代となる慶安年間(1648~1652年)、「隠元禅師」が、中国(明朝)から種を持ち込んだ。
・江戸時代となる寛永年間(1624~1645年)、中国から種が持ち込まれた。(農業全書)
要は、何時から日本で食べられ始めたのかは明らかにはなっていないようですが、全国的に広まったのは、江戸時代後期とされているようです。
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「すいか」と言うと、前述の画像を直ぐに思い浮かべますが、結構、種類があります。
項番 |
品種 |
説明 |
1 |
大玉すいか |
一般的なスイカ。主な種類は、縞王、富士光、早生日章、甘泉、祭ばやし等。 重さは平均3~5k |
2 |
小玉すいか |
1.5~3kgと小ぶり。外見や味は大玉と同等。主な種類は、紅小玉、ひとりじめ、姫甘泉、等 |
3 |
黄色すいか |
果皮が緑で果肉が黄色。別名「クリームスイカ」。種類は、おつきさま、おおとり、ひまわり等 |
4 |
マダーボール |
ラグビーボールのような楕円形。2~4kgの小玉。種類は、姫まくら、紅まくら、黒美人、等 |
5 |
でんすけすいか |
|
6 |
角型すいか |
|
7 |
太陽すいか |
果皮が黄色く果肉が赤色。糖度12度程度。大玉7kg程度。種類は、金のたまご、愛娘ひなた等 |
8 |
入善ジャンボ西瓜 |
|
9 |
種なしすいか |
戦後日本で開発。生産が面倒で甘味が少ないため普及せず。糖度が高い品種が開発された。 |
「何だ ! たったの9種類か !!」と思うかもしれませんが、実は、例えば上表の「大玉すいか」と言う品種の中には、表中にも記載していますが、更に次のような種類があります。
→ 祭ばやし、祭ばやし777、縞無双、必勝、春のだんらん、夏のだんらん、竜宝、暁ひかり、日章、翠章、貴ひかり、富士光、マイティー21、朝ひかりSR、サマーキッズ、甘泉、甘喜、甘湧、夏まくら、キャノンボール、月美人、バルビレッジスイカ、アイスクリーム
そして、当然、その他の品種にも、様々な品種があるので、「さくらんぼ」の様に、何千種類とまでは行かないにしても、それなりの種類、150種類くらいはあるようです。
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そして、肝心の岩手県ですが・・・実は、それほどの収穫量は無く、ベスト10どころかトップ30にも入りません。済みません。
日本国内における「すいか」の収穫量のベスト3は、次のとおりとなっています。(2017年)
・第1位 : 熊本県 47,000トン
・第2位 : 千葉県 39,000トン
・第3位 : 山形県 32,200トン
以下、鳥取県、長野県、新潟県・・・と続き、約33万トンの収穫があるそうです。
また、余り気が付かないと思いますが、海外からも「すいか」を輸入しており、そのほとんど全てを、次の3カ国から輸入しているそうです。
・第1位 : アメリカ 141トン
・第2位 : 韓国 82トン
・第3位 : メキシコ 43トン
しかし、この季節、スーパー等で沢山「すいか」を販売していますが、アメリカ産とかメキシコ産の「すいか」など1回も見たこともありません。一体、誰が「輸入すいか」を食べているのでしょうか ?
アメリカ等は、「農産物の輸入を解禁しろ !」と、いつも騒いでいますが、こと「すいか」になると、事情は違うようです。
そもそも、国産の「すいか」自体、その大きさや重さの割には、それほど高価な果物ではありません。まあ中には1個、1万円の「すいか」もありますが・・
つまり、アメリカとしても、重くてかさばり、なおかつ安い「すいか」を、わざわざ輸送コストを掛けて輸出しても、全く割に合わないのだそうです。
さらに、品質自体が、国産の「すいか」には敵わないのだそうです。海外から日本に旅行で来た人が、日本の「すいか」を食べると、その甘さに驚くと言われています。
このため、海外から輸入した「すいか」に関しては、そのまま食用に流通する事は皆無で、ほぼ全てが加工用として使用されているのだそうです。
ちなみに、世界的に見ると、「すいか」の収穫量世界一は、何と言っても中国がダントツの1位のようです。参考までにベスト3を掲載します。(2016年)
・第1位 : 中国 117,000,000トン
・第2位 : トルコ 4,044,184トン
・第3位 :イラン 3,800,000トン
中国は、本当に桁違いで、これは、全世界の収穫量の約80%を占めるそうです。恐るべし中国 !!
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あと、これは余談ですが、その中国の江蘇省丹陽市では、2011年に「すいか爆発事件」なる事案が発生し、大量の「すいか」が爆発してしまったので、地元当局が、特別チームを編成して調査を行ったそうですが、原因不明となってしまったそうです。
「すいか」は、大雨等の影響で、内部にガスが溜まる事があり、その内圧で自然に爆発が起こる事があるそうです。
しかし、中国の「すいか爆発事件」では、「NCAF」と言うアメリカで開発された「膨張促進剤」の使い方を間違えて、やはり収穫直前に使用したため、「すいか」内部の圧力が不均衡になり爆発したと考えられているようです。
この「NCAF」は、過去には日本でも使われていた薬物ですが、この薬を使うと、形が崩れたり、腐りやすくなったりするので、現在では日本では使われていないそうです。
この薬、何か非常にヤバそうな薬のように思えますが、人体に対する影響への報告は無く、植物ホルモンと人体に影響があるホルモンは系統が違うので、人体に影響を与える可能性は低と考えられ、現在のところも副作用の報告も無いそうです。
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ところで、余り「すいか」生産が盛んでは無い岩手県ですが、滝沢市には「滝沢すいか」と言う「ブランドすいか」があります。
滝沢市は、盛岡市の北西に位置し、かつては人口5万人を超える「日本一大きな村」として有名だったのですが、いつの間にか「市」に昇格してしまっていました。
岩手県では、唯一、この滝沢市が、「すいか」の名産地となっています。
滝沢市は、岩手山の南東にあり、市街地は、この岩手山の山麓になっています。
そのため、「すいか」の栽培に適した火山灰を含んだ土壌があるのと、昼夜の寒暖差が激しい気候の中で育った「滝沢スイカ」は、糖度が高く、シャリシャリとした歯触りとみずみずしさが特徴となっているそうです。
滝沢市の「すいか」栽培の歴史は古く、滝沢市で「すいか」栽培が始まったのは、昭和30~40年代頃と言われています。
左の画像は、滝沢市に設置されている「盛岡ガス」のガスタンクです。
この「ガスタンク」、実は二代目で、初代は2015年に、老朽化のために解体されてしまったそうです。
そして、この解体方法が、「りんごの皮むき」として一躍有名になり、SNSなどでも取り上げられ、「滝沢すいか」と共に拡散されたそうです。
しかし、滝沢市民は、どんだけ「すいか」が好きなんでしょうかね ?
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ここで、夏の風物詩として有名な「すいか割り」について、ちょっと調べたので、その調査結果を報告します。
が・・・皆さん、「すいか割り」にルールがある事はご存知ですか ?
何と! 日本には、「日本すいか割り協会(JSWA:Japan Suika-Wari Association)」と言う協会があり、この協会が、平成3年(1991年)に公式ルールを定めていたようです。
そのルールを紹介すると、次の様なルールになっているそうです。
項目 |
決まり |
距離 |
スイカと競技者の距離は9m15cm。 |
棒 |
直径5cm以内、長さ1m20cm以内。 |
目隠し用手拭い |
JSWA公認手拭い、目隠し後は確認のため眼の前に1万円札を落として確認する。 |
使用するスイカ |
|
制限時間 |
3分 |
判定 |
割れたスイカの断面の美しさによって審判員が判定する。 |
その他 |
審判員は、その年にスイカを10個以上食べている必要がある。 |
何とも、凄い公式ルールですが・・・これは、「JA(農業共同組合)」が企画したスイカの販売キャンペーンのための協会で、現在では存在しないようです。
ちなみに、このルールは、「日本すいか割り協会版」のルールなのですが、このルールとは別に、山形県のJAみちのく村山が策定した「日本すいか割り推進協会認定版」のルールもあります。
そして、こちらのルールには、競技開始時に、フォーメーションローリング(回転)の回数まで定義されており、そこには「右回りで5回と2/3回転」する事まで決められていますが・・・まあ、「すいか割り」は、楽しく、怪我をせず、周りに迷惑を掛けなければ、何でも良いと思います。
そして、「すいか割り」の起源ですが、これは諸説入り乱れているようです。
・佐々木小次郎の頭をスイカに見立て、その怨霊を静めたという伝説が発祥
・スイカの豊作を占うアフリカの風習が伝わった
・海の神にスイカを捧げ、海運と漁業、遊泳の安全の願いが込められた
・戦いの前に生きた人間を砂に埋めて頭を叩き割る事で戦勝を祈願した
等など、沢山の起源説があるようですが、中でも最後の「頭を叩き割る戦勝祈願儀式」は、中国で行われていた儀式なのですが、それを「三国志」で有名な「諸葛亮(孔明)」が、儀式が残酷過ぎるとして、人の代わりに「すいか」を使ったのが始まりと言う説があり、この説が、一番信憑性が高いとされているようです。
しかし、これも、まあ、どうでも良いと言えば、どうでも良い話ですので、トリビアとして頭の片隅にでも入れておいて下さい。
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「すいか」の最後に、「すいか狩り」の情報を紹介したいと思ったのですが・・・そもそも「すいか狩り」と言うイベント自体があるとは思いもよりませんでした。
「すいか狩り」とは、これまで紹介した「さくらんぼ狩り」、「りんご狩り」、そして「ブルーベリー狩り」とは全く異なり、「すいか」が食べ放題になる仕組みでは無いようです。
残念ながら、岩手県内には「すいか狩り」を体験できる施設は存在しないようですが、他県にある施設の情報によると、次のような仕組みになっています。
・入園料650円(大人)を支払う
・800円を支払う事で、すいか1個を獲得できる
と言う様な仕組みで、つまりは、入園料とすいか代金を支払って、自分が好きな「すいか」を1個獲得する事が出来るのだそうです。
まあ、「すいか」を食べ放題にしても、普通の人は、すいか1個丸ごと食べるのは無理だと思いますので、このような「すいか収穫体験」が、まともな「すいか狩り」なのかもしれませんね。
でも、1,450円払って「すいか」を獲得するなら、スーパーで「すいか」を買っても同じ様な感じもしますが・・・この施設の場合、大きい「すいか」の場合、1個で10kgの大物もあるとの事ですから、お買い得なのかもしれません。
■なし
さて、次は「なし」を紹介しますが、「なし」も、前回紹介した「さくらんぼ」や「りんご」と同じ「バラ科」の植物です。
皆さん、「なし」には、「(和/日本)なし」と「西洋なし」の2種類がある事はご存知だと思いますが、もう1種類「中国なし」と言う種類があることは知っていますか ?
一般的に「なし」と言うと、「和なし」、あるいは「日本なし」を指しています。(本ブログでは「和なし」採用)
しかし、この「和なし」も、元々は、原産地は中国の「なし」なのですが、この中国原産の「なし」」が日本に渡った後、日本に自生する「ヤマナシ」と掛け合わせた生まれた栽培品種となっています。
それに対して「中国なし」は、中国原産の「ホクシヤマナシ」と言う「なし」を栽培したものとなっており、次のような複数の種類があるそうです。
→ 身不知(別名:千両)、鴨梨(ヤーリー)、慈梨(ツーリー、別名:莱陽慈梨)、紅梨(ホンリー)
19世紀以降、日本にも「中国なし」が持ち込まれたのですが、あまり人気が出ず普及しなかったようです。
現在でも、北海道、青森県、長野県、および岡山県で、ひっそりと栽培され、主に加工食品やお菓子の原料等として使われているようです。
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そして、皆さんご存知の「西洋なし」、別名「洋なし」ですが、こちらはヨーロッパが原産となっています。(本ブログでは「西洋なし」採用)
まあ、名前が「西洋なし」ですから、そのものズバリですよね。
この「西洋なし」、起源は中国、あるいは西アジア一帯とされ、その後、ヨーロッパに渡ったと考えられています。
「西洋なし」の栽培の歴史は非常に古く、紀元前の古代ギリシア時代には、既に栽培が行われていたと考えられています。
また、紀元前の古代ローマ帝国の政治家の記述によると6種類の栽培品種があった事が、また、その後の帝政ローマ時代には、40種類もの品種が栽培されていた事が記録されているそうです。
その後、時代を経て、日本には、明治時代に持ち込まれたとされていますが、当初は、やはり気候が合わなかったので、山形県など、ごく一部の地域でしか栽培が行われなかったようです。
しかし、現在では、東北地方や信越地方などの寒冷地で栽培されるようになり、岩手県の花巻市や紫波町でも盛んに栽培されています。
そして、当初は、見た目が悪いので生食としては用いられず、加工用として栽培されていたのですが、1990年頃から、ようやく食用に栽培されるようになったのだそうです。
何か、私の子供時代、1960年代から1970年代にも、普通に、果物として食べていた覚えがありますが、これは産地に近かったからこそで、産地以外で食用になったのは、ここ20~30年位のようです。
これには驚きです。
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さて、「なし」ですが、その語源は、江戸時代の学者「新井白石」が、「なし」の中心部ほど酸味が強い事から、『中酸(なす)』が転じて「なし」になったと記述していたそうです。
何かイマイチの説ですが、それ以外、次のような説があるようです。
・果肉が白いことから「中白(なかしろ)」あるいは「色なし」
・風があると実らないため「風なし」
・「甘し(あまし)」
・「性白実(ねしろみ)」
・漢語の「梨子(らいし)」が転じたもの
こちらも全部イマイチのような感じがします。
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さて、日本における「なし」は、これも歴史が非常に古く、弥生時代(紀元前10世紀~紀元3世紀)には、既に食用になっていたそうで、静岡県にある有名な「登呂遺跡」でも、多くの種子が見つかっているそうです。
そして、弥生時代以前の遺跡からは、全く「なし」が見つかっていないことから、弥生時代に、人の手により大陸から持ち込まれたと推測されているそうです。
他方、文献に初めて「なし」が登場するのは「日本書記」で、飛鳥時代となる693年に行われた持統天皇による詔に、五穀の栽培を奨励する記述と共に、「なし」を含めた、その他の食物の栽培も奨励する記述があるそうです。
また、ちょっと脇に逸れますが、その昔、5世紀の中国の歴史書「洛陽伽藍記」には、重さ約6kgの巨大な「なし」があった事が記録されているそうです。
さらに、日本でも、江戸時代中期に編纂された辞書「和漢三才図会」には、落下した「なし」に当たって犬が死んだと言う「犬殺しのなし」の逸話が紹介されているそうです。
まあ、今でも「なし」は、結構ずっしりして重いですから、大きな「なし」があるなら、それが頭を直撃したらヤバい事態になるかもしれません。
栃木県で栽培されている「にっこり」と言う品種は軽く1㎏を超えますし、群馬県の「冬将軍伝説」言う商標を持つ「なし」は、最大で3kg近くの巨大な「なし」になります。
右の画像を見ると、「冬将軍伝説」の巨大さが分かると思います。
赤ちゃんの頭と同じくらいの大きさですから、こんな巨大な「なし」が頭を直撃したら、当たり所が悪ければ、ホントに犬でも人間でも死んでしまうかもしれません。
ちなみに、「冬将軍伝説」とは、愛宕、新雪、晩三吉(おくさんきち)と言う品種の「なし」の内、1個の重量が1.1kg以上の大きな梨を「冬将軍伝説」と呼んでいるそうです。
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さて、日本における「なし」の品種と言えば、「幸水」や「豊水」、ちょっと前だと「二十世紀」とかを思い浮かべると思います。
「なし」が登場したのは、前述の通り、弥生時代とされていますが、、「なし」に品種名が付けられたのは、江戸時代中期となる享保20年(1735年)に行われた特産品調査以降となり、当時、既に1500種類もの品種が登録されていたそうです。
そして、その後、「なし」に対する品種改良が施されるようになったのは20世紀後半とされていますので、それまでは、現在の様に甘い「なし」は存在しなかったと考えられています。
明治時代に、「二十世紀(千葉県)」、および「長十郎(神奈川県)」と言う品種が発見されたのですが、戦後までは、「なし」と言えば「長十郎」で、全国の栽培面積の80%を占めるほどだったようです。
そして、戦後になると「幸水(1959年)」、「新水(1965年)」、そして「豊水(1972年)」と言う3品種が生まれ、これら3品種が普及しだし、逆に「長十郎」の生産は激減したそうです。
ちなみに、この3種類の「なし」を、まとめて「三水」と呼んでいるそうです。
また、「和なし」には、大きく「赤梨」と「青梨」の2系統があるそうです。赤梨は「豊水」や「幸水」など果皮が茶色いもので、青梨は「二十世紀」のような果皮が緑色の梨です。
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ところで、岩手県では、花巻市と紫波町で「なし」の栽培が盛んだと紹介しましたが、岩手県で盛んに栽培されているのは「西洋なし」です。
また、下表以外にも、シルバーベル、レッドバートレット、ドワイエネ・デュ・コミス、ブランデーワイン、バラード、エル・ドラド等の多くの品種があり、現在では4,000種類以上あると紹介されているそうです。
しかし、日本で栽培されているのは、希少品種を含めても20品種程度で、その中でも、約63%は「ラ・フランス」なのだそです。
項番 |
品種 |
説明 |
1 |
フランスが原産。1864年に発見された品種。平均サイズは200~250g |
|
2 |
ル・レクチェ |
フランス原産。重さは250~400g。熟すと果皮がきれいな黄色になる。 |
3 |
バートレット |
イギリス原産。世界的生産量の多い品種。果重は250g前後。果皮は黄緑色。 |
4 |
オーロ |
|
5 |
ゼネラル・レクラーク |
フランス原産。「コミス」自然交雑。サイズは平均500g熟すと黄色くなる。 |
6 |
マルゲリット・マリーラ |
1874年にフランスで発見。重さが500g前後。熟すと果皮全体が黄色くなる。 |
ヨーロッパにおける「西洋なし」は、原産地から推測すると、何となく、フランスが生産量1位のような感じがしますが、生産量第1位は、何と「イタリア」で125万トンとなっているようです。
そして、第2位がフランスなのですが、生産量は、イタリアの足元にも及ばす40万トン・・・意外ですよね。
そして、片や日本ですが、「西洋なし」全体で見ると、次のような収穫量になっています。(2015年)
・第1位 :山形県、18,800トン
・第2位 :新潟県、 2,240トン
・第3位 :青森県、 1,850トン
収穫量1位はダントツで、山形県です。2005年までは、岩手県も第5位にランクインしていたようですが、現在では、長野県や福島県に抜かれてしまったようです。残念・・・
しかし! ここで無理矢理、「ラ・フランス」だけの栽培面積を調べて見ると次の通りとなっています。
・第1位 :山形県、766ha
・第2位 :長野県、 46ha
・第3位 :岩手県、 35ha
となり、どうにか3位にランクインしています。苦し紛れの調査結果です。
そして、ラ・フランスの栽培が盛んな紫波町には、その名も「ラ・フランス温泉館」と言う温泉宿泊施設まで作ってしまったようです。
この温泉は、ちゃんとした天然温泉で、泉質はアルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉)なので、よく言う「ぬるっとした美人の湯」と呼ばれるたぐいの温泉のようです。
日帰りも700円程度で利用出来ますし、画像を見て分かるように、ウォータースライダーまで備えていますので、ファミリーでも楽しめそうです。
私は、まだ、ここを利用したことはないのですが、盛岡の実家からは30分程度で来れるので、何時かは利用したいと思っています。
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そして、最後に「梨狩り」の情報ですが・・・岩手県には、「梨狩り」を行っている果樹園は非常に少なく、恐らくは1軒だけ「マルシロ農園」という所だけだと思います。
但し、この農園の仕組みだと、入園料は無料のようですが、「もぎとり料金」を徴収するらしく、1kg当たり400円となっているようです。
【 マルシロ農園 】
・電話 :019-624-5978
・営業時間 :直接お問い合わせ下さい。
・営業期間 :9月中旬~10月中旬(梨狩り期間)
・定休日 :土・日曜日・祝日のみの営業です
・駐車場 :有り(台数不明)
・その他 :受入人数に制限有り
・URL(県観光協会) :https://iwatetabi.jp/spot/detail.spn.php?spot_id=1699
■いちご
「いちご」も、これまで紹介した果物と同様「バラ科」の多年草で、世界で流通している、ほぼ全ての「いちご」は、「バラ科オランダイチゴ属」の栽培品種です。
このため、「いちご」を大きく分類すると、「オランダイチゴ」と、「ヘビイチゴ」や「ノイチゴ」を含む「野イチゴ」になってしまうそうです。
「オランダイチゴ」は、18世紀のオランダで、北米産の「バージニアイチゴ」とチリ産の「チリイチゴ」の異種交配によって作られたとされています。
このため、「いちご」の歴史としては、当然、「野イチゴ」の方が古く、スイスの「トゥワン遺跡」から出土した紀元前3830年頃のスープから、「いちご」の種が見つかっているそうです。
また、「いちご」栽培の歴史も古く、紀元前の古代ローマ帝国では、既に「いちご」が栽培されていたことが分かっています。
しかし、その後は、いくつかの品種が栽培されていた事は分かっていますが、前述の通り18世紀になるまでは、現在、皆が食べている「いちご」は登場しなかったようです。
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ところで、「いちご」の語源ですが・・・どうも明確には分かっていないようです。
日本において「いちご」が登場したのは「日本書記」で、その中に「伊致寐姑(いちびこ)」と言う記述があり、これが「いちご」の原形と考えられているようです。
そして、次に、平安時代中期となる昌泰年間(898~901年))に編纂され、現存する最古の漢和辞典と言われる「新撰字鏡(しんせんじきょう)」には、「一比古(いちびこ)」とあるそうです。
その後は、日本現存最古の薬物辞典(本草書)とされ、平安時代中期となる延喜18年(918年)に編纂された「本草和名」、および同じく平安時代中期となる承平年間(931~938年)に編纂された辞書「和名類聚抄」に、「以知古」と言う記述があるそうです。
ちなみに、「和名類聚抄」には、「りんご」の事が、『 利宇古宇(りうこう/りうごう)』として紹介されている事は、前回ブログでも紹介した通りです。
また、「いちご」を表す漢字には、「苺」と「莓」がありますが、これは「異字体/異体字」と言って、旧字など、読み方や使用方法などが一緒で漢字の一部が異なる字体となります。
そして、「苺」と「莓」、どちらが正しいのかと言うと・・・どちらも間違いでは無いようです。
ちょっと難しいのですが、「苺」は本字で、「莓」の方が正字となってそうです。「じゃ、本字と正字って何が違うの ?」って事ですが、これも複雑で・・・
・本字 :略字や俗語に対して、その元となった本来の漢字。
・正字 :用法が正しい文字。従来から正しいとされている文字。
何か、よく解りませんよね。で、結局、何が違うのかと言うと、次の様に使い分けているのだそうです。
・苺 :オランダイチゴ系、英語の「strawberry(ストロベリー)」
・莓 :野いちご系、英語の「berry(ベリー)」
しかし、この英語の「strawberry」と「berry」の違いも複雑で・・・「strawberry」は、「straw(藁:わら)」+「berry(果実)」なのですが、何故「藁」が付いたのかも分からないのだそうです。
その昔、「イチゴが藁に包まれて売られていた」とか、「イチゴは麦藁を敷いて育てられた」とか、様々な説があるそうです。
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さて、世界で流通している「いちご」は、「オランダイチゴ」であることは既に紹介した通りですが、それじゃ「いちご」の品種は1種類だけなのかと言うと、そんな事はありません。
皆さんも、「とちおとめ」とか「あまおう」とか、様々な品種があることはご存知だと思います。
「いちご」の登録品種は、ちょっと古いですが、農林水産省の品種登録データによると、2016年時点では258品種で、その内、登録維持されているのは129種類なのだそうです。
有名な品種としては、「とよのか」、「女峰」、「章姫」、「とちおとめ」、「あまおう」、「紅ほっぺ」・・・本当に、知っているだけでも沢山の品種がありますので、今回は、品種の紹介は割愛したいと思いまうす。
しかし、これらの「日本のいちご」に関しては、隣国の「大韓民国」で無断栽培されているという問題が起きています。
現在、慰安婦や徴用工の件で、外交や経済で問題が起き、かの国では「日本品の不買運動」が起きているそうですが、それなら、これら「日本産のいちご」に関しても、今後、一切栽培しないでもらいたいものです。
「いちご」に関しては、国際法で「知的財産」となっているにも関わらず、知的財産を侵害して無断で栽培し、なおかつ栽培料も支払われてもいません。これでは、泥棒、盗人と同じです。
全く、かの国は、「日本に対しては何をやっても許される。」と思っているから、本当にタチが悪い国民です。まさに、「盗人猛々しい」とは、この民族の事を言うのではないでしょうか ?
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次に、「いちご」の収穫量ですが、これも、皆さん、ご存知のように、第1位は栃木県で、以降は、次の通りです。
・第1位 :栃木県、25,100トン、とちおとめ、女峰
・第2位 :福岡県、17,700トン、あまおう
・第3位 :熊本県、10,800トン、ひのしずく
と言うことで、岩手県は、全く話になりません。
岩手県では、県南の一関市で「いちご」栽培が盛んなようで、「さちのか」と言う品種を中心にして栽培しているようです。
「さちのか」は、「とよのか」×「アイベリー」の交配種で、福岡県久留米市の農林水産省野菜茶業試験場で育成された品種のようです。
この「さちのか」は、一般的な「冬春いちご」で、冬から春にかけて収穫される「いちご」です。
しかし、現在では、「サマーベリー」と「北の輝」を交配した育苗と、「デコルージュ」と「Pajaro 」を交配した育苗の交配によって作った「なつあかり」と言う品種に力を入れているそうです。
この「なつあかり」は、「四季成り性」と呼ばれる夏~秋にかけて収穫される品種らしく、何と! 平成19年(2007年)に、岩手県で誕生した品種です。
しかし、栽培が難しいので、余り流通していないそうです。
「夏いちご」は、酸味が強く生食には適さないとされてきましたが、この「なつあかり」は、今までの価値観を覆すほど食味が優れる品種とされ、糖度測定で平均11以上を出せる品種は、知る限り、「なつあかり」以外に世の中に存在しないとまで言われているそうです。
今後は、この「なつあかり」を中心に、「いちご」栽培も盛んになってもらえればと思います。
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それでは、最後に、「いちご狩り」が出来る果樹園を紹介しますが、これも、今年の春に、友達と行った果樹園を紹介します。
その場所は、「北上いちご園」と言う果樹園です。
東北道「北上江釣子IC」から約3㎞、国道4号線、通称:北上バイパスから、側道に逸れた場所にあります。ICからは、約5分程度です。
ちょっと分かり難い場所ですが、ゆっくり走れば大丈夫です。私も、ちょっと迷いましたが(笑)、大丈夫でした。
「いちご狩り」シーズンは、12~6月となっており、この果樹園では、次のような品種の「いちご」をン楽しむことができます。→ おいCベリー、紅ほっぺ、章姫、恋みのり
その昔、子供達が、まだ小さい頃、栃木県の道の駅に併設されていた果樹園に「いちご狩り」に行った時は、地面に成っている「いちご」を取るので、中腰になるのが結構つらかったのを覚えています。
しかし、現在では、右図のように、立ったままいちご狩りができる高設栽培となっているので、非常に便利です。
今では、多くの果樹園が、このような高設栽培になっているようです。
昔は、「いちご農家は腰を痛める。」と言われていましたが、この栽培方法の方が、農家の方も楽に仕事が出来るそうです。
この果樹園は、予約制になっていますので、予約さえすれば安心して「いちご狩り」を楽しむ事ができます。(ネット予約可)
また、ハウスになっていますので、雨が降っても大丈夫ですし、ハウス内には「いちご」を育てるために温風を送り続けていますので、冬でも暖かく快適でした。
逆に、コートを着たまま入ると暑いくらいですので、その点は気を付けた方が良いかもしれません。
あとは、「いちご」に付ける、練乳とチョコは無料ですし、お替り自由なところも嬉しいサービスです。
まあ、私は、チョコは付けませんでしたし、練乳も、最初こそ付けましたが、途中からは「飽きが来る」ので、そのまま食べていました。
時間は1回40分 なので、十分に食べることができますので安心して下さい。
前述の通り、4種類の「いちご」の食べ比べが出来るのですが、私としては「紅ほっぺ」が、一番美味しかった記憶があります。全ての種類は食べたのですが、途中からは、「紅ほっぺ」だけを食べていました。
また、「いちご狩り」終了後は、有料ですがコーヒーマシンがありますので、「お口直し」にコーヒーを飲むこともできます。
今年の「いちご狩り」は終了したので、来年、楽しいんでください。
【 北上いちご園 】
・電話 :「いちご狩り」期間中のみ掲載
・時間 :40分間
・料金 :12~翌1月:2,000円、2~5月:1,800円、5月~:1,500円(※変更可能性有)
・営業時間 :10~15時(最終受付14時20分)
・営業期間 :12月上中旬~翌5月下旬(予定)
・定休日 :味覚狩り期間中月曜、ほか不定休あり(7~11月は休業)
・駐車場 :有り(50台)、無料
・その他 :受入人数に制限有り
・URL :http://kitakamistrawberrygarden.jp/index.html
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今回は、「岩手の食材 - そこそこ美味しい物ばかり」の第2弾として、次の果物の情報を紹介しましたが、如何でしたか ?
- すいか
- なし
- いちご
今回は、前回と合わせて、岩手県で栽培されている果物を紹介しましたが、当然、本ブログで紹介した以外の果物も栽培しています。
ぶどう、メロン、柿、栗、キウイ、すもも、後は珍しい果物として、山葡萄などもあります。
山葡萄は、県北となる久慈市などで盛んに栽培され、その多くはジャム、ジュース、そしてワインなどに加工されています。
特に、岩手県では、駅前デパート等のお土産品コーナーでは「やまぶどうジュース」が数多く売られているのを目にします。
ポリフェノールや鉄分が豊富と言われていますが・・・結構、酸味が強いので、私は苦手ですね。
前回の「りんご」の章で、盛岡市が、「りんご」購入量日本一である事を紹介しましたが、岩手県自体も、果物の消費量が日本一になっています。
これは、やはり「りんご」の消費量が影響しており、「りんご」の消費量が多い県が、必然的に、果物の消費量が多くなっており、「りんご」の消費量が多い県と少ない県とでは、その差は3倍にもなるそうです。
まさに「地産地消」の典型例で、非常に良い事だと思います。
実は、私も「りんご」大好き人間で、1年中「りんご」を毎日食べています。
今は、「りんご」のオフシーズンなので、価格も高く1個200円もするのですが、そんな事は気にもせず毎日食べています。
「りんご」は、「1日にリンゴ1個で医者いらず」と言われる様に、次のような栄養成分を含んでいます。
・ペクチン :消化を促進させ、胃酸のバランスを整える。アレルギー性疾患の予防にも有効。
・カテキン :抗酸化作用があり、高血圧やがん予防、老化抑制。
・ケルセチン :動脈硬化やがん予防に有効。
また、従来「リンゴ」は、皮をむいて食べるのが一般的でしたが、現在では、皮付近には、果肉以上に食物繊維やビタミンCなどの栄養素が詰まっていることが解かって来ましたので、「皮付き」で食べる事を推奨しています。
その昔は、「りんご」の栽培には、大量の農薬やワックスを使うので、皮は食べちゃダメ! なるべく皮を厚めにむいて食べる事を勧めていました。
事実、昔の「りんご」は、手で触るとワックスでテカテカして、「りんご」を触った後は、石鹸で手を洗わないと、いつまでもテカテカで大変だったのを覚えています。
しかし、現在では、ほとんどワックスは使っていないようです。
また、元々、「りんご」の表面には、「りんご」自身が出す「ろう物質」と呼ばれるものが付いています。
この「ろう物質」とは、天然ワックスとも呼ばれるパラフィンやアルコール、飽和脂肪酸からできている物質なので、身体には何の悪影響も無いそうです。
しかし、これは、あくまでも「国産りんご」だけの話で、外国産の「りんご」には、今でも艶を出すためにワックスを塗っているので要注意だそうです。
また、国産に関しても、今でも「りんご」に人工的にワックスを塗っているケースも若干残っているそうですが、これも、昔と比べると大分無害になっているので、神経質になって洗い流す必要も無いとの事です。
人口ワックスの成分は天然多糖類、タンパク質、動植物性油脂を混ぜて作られている場合が多いので、気になる人でも、軽く洗い流すだけで大丈夫なのだそうです。
「りんご」以外でも、「みかん」等の柑橘類にも、「シェラック樹皮」と言う天然物質を主成分にしたワックスを塗っているそうです。
しかし、「シェラック」は、ガムベースや光沢剤として、チューインガムやチョコレートなどに使われているので、こちらも食べても問題ありません。
つまり、国産の果物であれば、皮ごと食べても大丈夫とのことです。
私も、今では「りんご」を皮ごと食べています。皆さんも、是非「医者いらず」の「りんご」、特に岩手県産の「りんご」を食べてみて下さい。
それでは次回も宜しくお願いします。
以上
【 画像・情報提供先 】
・Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/)
・いわて食材倶楽部(https://www.iwate-syokuzaiclub.com/)
・果物ナビ(https://www.kudamononavi.com/)
・国文学研究資料館(https://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/)
・ウィクショナリー(https://ja.wiktionary.org/wiki/)
・食生活研究所 -食☆ラボ-(https://syoku-life-labo.com/)