在京岩手産業人会に参加して来ました

一昨日の7/20(水)、在京岩手産業人会に初めて参加してきました。

この会合は、「在京」とは唱ってますが、実際には、首都圏で働いている岩手県出身者の集いになります。

これまでも何度かお誘いはあったのですが、面倒なのと会費が高い(1万円)ので、参加をためらってきました。

しかし、今回の会合の趣旨が「岩手県の震災復興に向けての取り組み」とあったのと、岩手県に対して寄付も行える、との事だったので、今回は(会費が高額なのは変わりませんが)、参加することにしました。

今まで、被災地出身として、何も地元に貢献できていなかったので、若干「後ろめたさ」があったのですが、これで少し気が楽になりました。

今回の会合では、地方自治体関係者16名、企業関係者105名の盛大な集まりとなりました。地方自治体関連では、副知事を筆頭に、県商工労働観光部長、盛岡市等の広域振興局長、それに県復興会議メンバー代表として岩手大学の学長が参加し、副知事から県の取り組み概要の説明、部長からの詳細説明と言う形でプレゼンが行われました。

県の予測では、復興期間8年、予算4,000億円弱と言う説明を聞き、本当に悲しくなりました。しかし・・・金融機関の見積りでは、4兆円の費用が掛る、との事でした。

この誤差に関してですが、金融機関は、JR東日本NEXCO東日本等、自治体が独自で負担する分の経費以外まで含めたから、との説明がありました。

私も、4,000億円では、「見積りが甘い」と思いましたが、この説明を聞いて、少しは納得しました。

但し、暗い話ばかりでなく、明るい話も少しはあり、

1.8月中旬までには仮設住宅が全て完成する
2.平泉が世界文化遺産に登録されたことで観光客が増えている
3.来年、JR東日本と共催で「イーハトーブいわて物語〜そういう旅に私はしたい」と言うキャンペーンを実施する

との話もありました。

その他にも、西部ライオンズの菊池投手が勝ち投手になったとか、なでしこジャパンの石清水選手の活躍の話とかもありました。

いずれにしろ、まだ行方不明の方や、避難されている方も多数いらっしゃいますし、今日のニュースでは、岩手県一関市の「わら」から放射能が検出されたとか、問題山済みですので、自治体関係者の方々には、頑張って頂きたいと思っています。

報告会の後、寄付金目録の贈呈式(今回分は60万円位)、懇親会となりましたが、懇親会では、三陸産の魚介類等、地元の食材を使った料理が出たのですが・・・何分大人数のため、直ぐに料理は無くなってしまいました。

参加費1万円の「元は取れません」でしたが、今回は寄付が目的でしたので、その辺には「目をつぶる」事にしました(泣)

今回は、このような感じでしたが、何か地元に貢献できる集いがあれば、今後も積極的に参加して行こうと思いまし、このブログを読んで下さった方は、是非岩手県に旅行して、地元の食材を食べて下さい。お願いします。

ちなみに、岩手県の復興関連の情報は、下記ホームページで公開しています。

http://www.pref.iwate.jp/~hp0212/fukkou_net/