三陸海岸イベント特集

今回は、NHK朝ドラ「あまちゃん」で人気急上昇中の三陸海岸を紹介したいと思います。

と言っても、朝ドラの舞台は、岩手県の北東部、久慈市近郊だけになっていますので、今回は、三陸海岸の南、宮城県側から北上する形で、主に7月に開催予定の下記イベントを紹介したいと思います。(地図中の赤い★印の箇所)

三陸】と言えば海産物。そして、三陸の海産物と言えば【ワカメ】を思い浮かべる方も多いと思います。


もちろん、ワカメの生産量は日本一ですが、その他にも、ウニは2位、アワビは1位、ホタテは4位、カキも4位となっています。
(情報提供:いわて食材図鑑Web/ http://www.pref.iwate.jp/~hp0505/syoku/index.html)

今回は、岩手、三陸のイベント紹介ですが、ほとんどのイベントで、ウニやアワビ等の特産品も【浜値】で販売されていますので、イベントよりもこちらの情報の方が、貴重かもしれません。

ちなみに、久慈市の情報については、下記の過去ブログをご覧になって下さい。

それでは、今回も宜しくお願いします。

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■大船渡市 長崎海岸ウニ・アワビまつり


大船渡(おおふなと)市は、南三陸に位置し、大船渡港は、岩手県内の最大、かつ最重要港湾で、岩手県初の外国定期船航路として、韓国・釜山とも結ばれています。


この大船渡の赤崎町の長崎海岸で、毎年7月の第2日曜日に開催されるのが「長崎海岸ウニ・アワビまつり」となります。


当日の会場は、ホタテ、アワビ、イカ浜焼きはもちろん焼きウニの香りで満たされ、炭火焼コーナーや食堂も準備されていますが、極めつけは「海鮮ウニどんぶり」だそうです。


まつりに合わせで、アワビ250キロ、殻付きウニ1トン、130グラム入ったむき身ウニの瓶2,000本、岩カキ2,500個、真カキ2,000個、ホタテ2トン、ホヤ1.5トンと大量に準備しているそうですが、いつも午前中だけで完売だそうです。

また、漁具を実際に使って行うウニ獲り体験や、近海で獲れる魚が入った大型水の槽展示や、演歌歌手のコンサートなども開催されるそうです。

当然、演歌歌手は、名前も聞いたこともない人だと思いますが・・・

このイベントは、三陸海岸の代表的な水産物であるウニ、アワビを素材としたイベントを通して観光誘致を図るとともに、地域活性化に寄与しようと、地元の長崎ウニ・アワビ研究会、市漁協、長崎地域公民館、長崎外口婦人部、長崎若布養殖組合で構成する同まつり実行委員会が企画・実行しています。

【問合せ先等】

  • 連絡先名 長崎海岸ウニ・アワビまつり実行委員会(赤崎漁業協同組合内)
  • 開催地 〒022-0007大船渡市赤崎町長崎海岸
  • 電話番号 0192-27-3131
  • ホームページ 大船渡市 (http://www.city.ofunato.iwate.jp/)
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釜石市 夏の味覚(港)まつり


釜石市は、岩手県三陸海岸の南東部に位置し、陸中海岸国立公園の中心部分に当たります。

日本の近代製鉄発祥の地として、1880年(明治13年)に、日本で初めて製鉄所(官営釜石製鉄所)が建造された地でもあります。

しかし、太平洋大戦末期に、アメリカ軍による「釜石艦砲射撃」を受けて製鉄所は壊滅しましたが、その後、日本製鉄、富士製鐵新日鉄と製鉄事業は受け継がれてきましたが、1980年代に高炉を停止したので、現在では製鉄事業は衰退の一途です。

この釜石市の浜町に設けられた特設会場で、毎年7月中旬の日曜日に「夏の味覚(港)まつり」が開催されます。


このイベントは、食べ物一辺倒ではなく、郷土芸能ライブコンサート等も行われるのが特徴となっています。


この時に披露される「虎舞」は、江戸時代(一説では鎌倉時代)から釜石に伝えられてきた郷土芸能で、市内には、14個もの芸能団体が存続しているそうです。

また、去年のコンサートには、(今では落ち目ですが)TUBEが、ライブを行ったそうです。(今年は参加者未定)

そして、魚市場の方には、ウニ、ホタテ、カキなど旬の海産物の販売や飲食コーナーも設けられ、「浜の物産市」(9:00〜17:00)では、新鮮な水産物・加工品の即売、釜石魚市場市民セリ市(水揚げ直後の模擬セリ市即売会)等が行なわれるそうです。

当日は、魚河岸食堂で販売される、魚河岸丼1000円(限定200食)が狙い目とのことです。

【問合せ先等】

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宮古市 宮古夏まつり


宮古市は、岩手県内の三陸海岸の中ほどに位置し、リアス式海岸では北端になります。

そして、相次ぐ合併で広大な面積を持ち、琵琶湖の2倍、日本一狭い香川県の面積の70%位の大きさの市です。

また、「本州最東端のまち」と言う事で、季節は違いますが、元日には、最東端である「〓ヶ埼(どどがさき)」は、「初日の出」を見に来る人で賑わいます。


また、観光地としても「陸中海岸国立公園浄土ヶ浜」や「早池峰国定公園」なども有名です。右の「浄土ヶ浜」の写真などは、よくJRの観光ポスターなどにも使われていますので、見たことがあるのではないかと思います。

この宮古市の市街地や出崎埠頭などで、7月下旬〜8月にかけて開催されるのが「宮古夏まつり」となります。


このイベントでは、沿岸地方独自の伝統的な郷土芸能である「海の太鼓まつり」や「よさこいソーラン夏まつり」が披露されます。

また、宮古湾内を色鮮やかな大漁旗を飾り付けた漁船が連ねて航行する曳船まつりなどが行われ、最終日の夜には盛大な海上花火大会が開催されます。

【問合せ先等】

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久慈市 久慈みなと・さかなまつり


久慈(くじ)市、NHKの朝ドラ「あまちゃん」では「北三陸市」と表示されていますが、岩手県の北東に位置し、「北限の海女」や「琥珀」、そして「柔道の町」として有名です。

詳しくは、過去ブログをご覧下さい。


この久慈市の長内町で、毎年7月下旬の日曜日に開催されるのが「久慈みなと・さかなまつり」になります。

このイベントでは、地元で水揚げしたイカ、タラ、ホヤなどの料理の試食コーナーや、焼きウニなどの販売コーナー、ホタテ釣りゲーム・コーナー等が設けられ、過去には40キロの本マグロの解体ショーなどが開催されたそうです。


また、「みこしの海上渡御」では、震災後に購入した船など約40隻の漁船が参加し、色鮮やかな大漁旗をはためかせながら久慈漁港周辺をパレードし、その後、大漁や安全を祈願して魚市場内で神事を行うそうです。

そして神事の後は、餅まきで祭りの開催を祝うそうです。
 
【問合せ先等】

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洋野町 たねいちウニまつり


洋野(ひろの)町は、岩手県の最北端に位置する町で、久慈市の隣になりますが、久慈市とは余り関係が良好ではなく、経済的な繋がりから、将来の八戸市との越境合併を視野に入れ、久慈市との合併を拒否したそうです。

洋野町は、岩手県で一番のウニの水揚げを誇っているので、「ウニの町」を標榜し、震災後に激減したウニの復活に努力しているそうです。

この洋野町の種市(たねいち)海浜公園で、毎年7月の中旬に開催されるのが「たねいちウニまつり」です。


このイベントは、当然ながら「ウニ一色」です。何か、マージャンの「役」の名前みたいですが、殻付きウニ、瓶入りウニ、生ウニ、ウニ丼、そして、いちご煮(※)と多彩なウニのオンパレードです。

いちご煮とは、北三陸の伝統料理。ウニ(キタムラサキウニエゾバフンウニなど)とアワビ(ツブ貝等で代用されることもある)の吸物で、赤みが強いウニの卵巣の塊が、野イチゴの果実のように見えることから、この名が付いたとされています。

また、瓶詰の生ウニを購入して丼を作る「ウニ丼づくり体験(料金1,000円)」や、景品付きウニ餅まきも開催されるそうです。

一瞬、「ウニまき」と読んでしまい、『ウニをまかれても痛くて取れないだろう!』と勝手に想像してしまいましたが「ウニ餅」でした。

この「たねいちウニまつり」は、各漁協、漁業関係者、ウニぷろじぇくと、などの関係団体が中心になり「ウニの町」の復活をかけて開催されています。

「ウニまつり」が待ちきれないという方には、漁港の朝市がお勧めです。洋野町の宿戸(しゅくのへ)漁港では、6月の毎週日曜日に朝市を開催しており、ビン入りの生ウニや殻付きウニ、焼き物などを販売しているそうです。


余談ですが、朝ドラのヒロインが憧れる南部ダイバーの「種市先輩」ですが、この地方の名前「種市」から付けた名前ではないか、と言う噂もあります。


この種市には、日本で唯一のもぐり技術の継承をしている「種市高校・海洋開発科」が存在しています。ドラマでは「潜水土木科」と呼んでいますが、現在では「海洋開発科」と名前を変えているそうです。

詳しくは、高校のホームページをご覧下さい。

【問合せ先等】

  • 連絡先名 ひろのイベント事業実行委員会(洋野町水産商工課内)
  • 開催地 〒028-7900 九戸郡洋野町種市海浜公園イベント広場
  • 電話番号 0194-65-5916
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以上、5つのイベントを紹介してきましたが、皆さんは如何でしたか ? 私は、最後に紹介した「たねいちウニまつり」に興味津々です。

私としては、「ウニウニの世界」堪能したいと思いますし、やはり殻付きウニを、そのまま、ばら撒いて欲しい感じがします。危ないか・・・

それでは次回も宜しくお願いします。

以上

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