東京都異業種交流会に参加して来ました
今年から、東京都異業種交流会のメンバーになったので、先日2012年9月20日、第3回目の定例会に参加してきました。
交流会は、毎回「ゆりかもめ」のテレコムセンター駅前にある【東京都立産業技術研究センター(TIRI)】で開催されています。
今回のアジェンダは、センター見学と参加企業の自己紹介でした。
ほとんどのメンバーは、センター見学を楽しみにされていたと思うのですが、私の場合、今回が、弊社の企業紹介の番だったので、何をしゃべろうかと、そっちの方で頭がいっぱいでした。
そんな感じで見学ツアーが開始したのですが、何と専属のガイド付きでした。ガイドさんは、赤い旗を持ってメンバーを先導してくれるのですが・・・何か「お上りさん」の見物ツアーみたいで情けなかったです。
見学先は、どれも高度な装置を使う施設ばかりで、日ごろ製造装置とは無縁の私にとっては、大型のオモチャを見ているようで、そのうちプレゼンテーションの事なんか、すっかり忘れてしまいました。
下記の写真の装置は、【高速造型機】と言う装置で、3Dデータで作成したい製品の情報を入力すると、ナイロン粉末をレーザで固めて製品を作り出す装置らしいです。
製品の試作品を作る際、金型から起こして試作品を作ると、最低でも100万円位の費用と1か月以上の工数が掛かってしまうらしいのですが、この装置で試作品を作ると、1回数万円の費用で、期間も1週間位で作成できるので、費用対効果は抜群らしいです。
その他にも、環境試験装置、オシロスコープ、メッキ検査装置・・・等、面白い装置ばっかりでした。
その中でも、特に興味深かったのは、落雷の発生装置です。正式には「高電圧試験装置」と言う物です。
施設内に、こんな巨大な設備があるなんて想像もしていなかったので、ビックリです。
最初、見るだけかと思ったのですが、装置の説明の後、「それでは、これから実演しますので後ろに下がって下さい。」と言われて、またビックリです。
説明では、140万ボルトの電圧を発生すると言う事で、みんな焦って後ろに下がっていましたが、やはり急には放電できず、充電までに1分位の時間が掛かるそうです。
その時の様子を録画しましたが・・・放電が早すぎて、ちょっと解りにくい映像になってしまいました。ブザーが鳴り終わると、轟音の中、放電が行われます。
みんなは写真を撮っていましたが、私は、放電の瞬間を写真で撮影するのは無理だと思い、動画にしたのですが、それでも難しかったです。
画像をスロー再生すると、最初に左側のマネキンに青い光が輝き、それから左のマネキンから右のマネキンに向かって青い光が輝くのが解ると思います。要は、下図のような感じです。
最初から、写真を掲載した方が良かったかもしれません。
落雷事故が起こるたびに、テレビで実験の様子が放送されますが、将に、それと同じでしたが。
メンバーも私も、放電の瞬間は「おお〜」とか言って喜んでいましたが、帰り際に「誰が、こんな施設使うんだ ?」と言っていたのが印象的でした。
ガイドの説明では、「施設費用だけで60億円位掛かっている。」と得意げに話していましたが、ちょっと考えて見ると、全部、私たちの税金なんですよね。
そう考えると、ちょっと「興ざめ」してしまいました。
前に説明した「高速造型機」等は、他に依頼するよりも安価に使用できるので、中小企業にとっては役に立つ設備だとは思うのですが・・・その割に、見学させてもらった設備は、ほとんどが使われておらず、稼働率が低すぎるのではないかと思いました。
もっと、広く一般にアピールし、稼働率を上げないと、税金の無駄になってしまうような気がします。
但し、アピールする場合も、テレビ広告等、お金が掛かる仕組みではなく、口コミ等で情報広がるようにしないと、また税金が無駄になってしまうので、その辺りは注意が必要だと思います。
見学終了後、私のプレゼンがありましたが、まあ可もなく不可もなく、と言った感じでした。
但し、事前にプレゼン資料を交流会事務局に送っていたのですが、何も準備が行われておらず、結局、自分が持って行ったUSBから資料をダウンロードし、それを使ってプレゼンを行わされてしまったのには、ちょっと「ムッ」としてしまいました。
まったく、公務員というのは、どこまでも自分勝手な人種なのだと言う事が、改めて良く解った交流会でした。
以上
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