Google Scriptによるプログラム作成


今回は表記の件について書こうと思います。

Googleが提供している「Google Apps」というサービスがあります。
これには割と知られている「Gmail」や、「Googleサイト」「Googleカレンダー」、さらにWeb上で共同編集ができる「ドキュメント」「スプレッドシート」等のアプリケーションが含まれています。
「ドキュメント」はWord、「スプレッドシート」はExcelに近いものです。

さらにこれらのアプリケーションに対して、WordやExcelでいうマクロのような感覚で操作ができる「Google Apps Script」という言語があります。
ベースはJavaScriptで、これにGoogleのアプリケーションのオブジェクトが加わったような感じで、それほど難しいものではありません。

これにより、例えば「Gmailの連絡先データをスプレッドシートに出力する」というようなこともできます。

ただし、サーバーサイドスクリプトであるせいか、動作が遅いという点に注意しないといけません。
特に、何度も不用意にアプリケーションオブジェクトにアクセスしたりしないよう、コードを工夫する必要があります。
その他、JavaScriptの動作を高速にする方法などもネットで検索するとたくさんあるようですので、一読しておくとよいと思います。
また、1つのソースファイルの行数は、150行程度までがよさそうです。それ以上にすると保存処理に時間がかかってしまうようになるようです。

Googleのサービスはそのまま単体でも便利なのですが、Google Apps Scriptによって、さらに自分に合わせて使いやすく、ということができそうです。

Google Appsクラウドでどこでも簡単に、ブラウザさえあれば使用できるということもあり、今後もっと私達にとって身近になっていくかもしれません。

Googleを含め、各種クラウド・ソフトウェアを提供するメーカーには、利用者にとっても、開発者にとっても、扱いやすい仕組みを提供してくれることを期待しています。(無理かな?)

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