CentOSを使用した、WEB/DBサーバの構築(1)
CentOS5.4
Apache
MySQL
今回は、外部に公開しないため、なるべく、必要最小限のセットアップをしたつもりです?
Linuxの勉強用に10年以上も前の自宅のPCに「CentOS」をインストールしてみました。
Linuxサーバの構築方法については、いろんなサイトに掲載されていますので、参考にさせていただきました。
1.ダウンロードページからダウンロード
http://ftp.riken.jp/Linux/centos/5/isos/i386/
現在(2012年2月現在)は、「CentOS5.7」にしかダウンロードできない様です。
CDイメージとDVDイメージがダウンロードできます。
今回は、前にダウンロードしておいた「CentOS5.4」を使用する。
インストールするPCには、DVDドライブが付いていないため、CDイメージを使用しました。
CDイメージは、CD7枚分。(最新の5.7は、8枚分になっていた)
2.インストール用CDを作成
ファイルは、ISO形式のため、解凍してCD-Rに書き込む必要がある。
Windows7のエクスプローラには標準で、ISO形式のファイルを解凍して書き込んでくれる機能が付いていた。
(Vista,XPの場合は、有償/無償の書き込みアプリがあるので、探してみてください。)
CD-Rを7枚用意して、インストール用CDを作成する。
3.CentOSのインストール
インストールするPCの電源を入れ、CDドライブに1枚目をセットします。
BIOSチェックが終わると、CDを読み込みます。
画面に従って、進めていきます。(ほとんど規定値でインストール)
インストール方法の詳細については、いろんなサイトに書いてあるので、ここでは省略します。
参考サイト
http://centossrv.com/centos5.shtml
http://www.unix-vm.com/centos.html
http://www.oss-d.net/centos/5.4
など
インストールが終了したら、CDを取り、再起動します。
HDDからCentOSが起動します。
サーバーを外部に公開はしませんが、今後、アプリのインストールにインターネットを使用するので、通信環境(IPアドレス等)は、インターネットのルータに合わせる必要があります。
例)
ルータ(Bフレッツ)
IPアドレス :192.168.10.254
ネットマスク:255.255.255.0
の場合、
CentOSサーバ
IPアドレス :192.168.10.2(自動取得ではなく、今回は固定とする)
ネットマスク:255.255.255.0
ゲートウェイ:192.168.10.254
DNS :192.168.10.254
4.クライアント側PCに通信ソフトをインストールする
今回は、「TeraTarm」を使用しました。
(通信ソフトはたくさんあるので、自分の好みに合ったものを使用します。)
接続先 :192.168.10.2
サービス:SSH、バージョンはSSH2を選択
ユーザー名とパスワードを入力して接続
サーバーのプロンプトが表示されればOK。
事項以降は、クライアントPCから作業をします。
5.CentOSの初期設定
クライアント側PCからログインを行い、下記コマンドを実行する。(管理者権限で)
(1)yum-updatesdを停止する
/etc/rc.d/init.d/yum-updatesd stop
(2)インストール済パッケージの一括アップデートをする
yum -y update
(3)システムを再起動する
reboot
6.WEBサーバの構築
WEBサーバ(Apache)はIE等のブラウザからWebページを見られるようにするためのサーバ
(1)httpdのインストール
yum -y install httpd
(2)php、php-mbstringインストール
yum -y install php php-mbstring
(3)/usr/local/bin/perlから/usr/bin/perlへリンクを張る
ln -s /usr/bin/perl /usr/local/bin/perl
(4)httpd設定ファイル編集(vi等エディタ使用)
vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
参考サイト
http://centossrv.com/centos5.shtml
上記を参考にして変更します。
(5)httpd起動
/etc/rc.d/init.d/httpd start
(6)httpd自動起動設定
chkconfig httpd on
7.Firewallの設定
(1)vi /etc/sysconfig/iptablesを変更する
下記部分を変更する
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[3行目付近]
- A INPUT -p tcp --dport 80 -j ACCEPT
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を追加する
(2)Firewallの再起動
/etc/init.d/iptables restart
8./var/www/htmlの下にindex.htmlを作成する
vi /var/www/html/index.html
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test
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と記述し、保存する
9.WEBサーバに接続する
IE等のブラウザを起動し、URLに
「http://192.168.10.2/index.html」
と入力し、Enterキーを押す。
画面に"test"と表示されたらOK。
10.MySQLをインストール
yum -y install mysql
11.データベース、テーブルを作成
mysql
create databese xxxx
use xxxx
create table aaaa
等、MySQLのコマンドを(SQL)を使用してデータベースを構築します。
12.MySQLのパッケージを追加
PHPとMySQLを別々にインストールしただけではPHP側からMySQLが見えないようです。
yum -y install php-mysql
で、パッケージを追加インストール
今後、外部への公開、DNSサーバ等、いろいろ構築していきたいと思いますので、後日、記述していきたいと思います。
ちなみに、弊社のサイト、および開発事例は、下記ページとなります。
→ 弊社サイトhttp://msystm.co.jp/
→ 開発事例「営業情報管理システム」http://msystm.co.jp/user_tosho1.html
→ その他事例「Excel効率化」http://msystm.co.jp/excel_top.html
【株式会社 エム・システム】 本 社 :〒124-0023 東京都葛飾区東新小岩8-5-5 5F TEL : 03-5671-2360 / FAX : 03-5671-2361 盛岡事業所 :〒020-0022 岩手県盛岡市大通3-2-8 3F TEL : 019-656-1530 / FAX : 019-656-1531 E-mail : n_shimoda@msystm.co.jp URL : http://msystm.co.jp/ ブログ : http://d.hatena.ne.jp/msystem/ Facebook : http://www.facebook.com/msysteminc