見積手法について

現在、いくつかの案件で工数の見積作業を行っています。
ソフトウェア開発では、案件により様々な要求事項があります。他の業界に比べ、「そのお客様に特化したものを作る」という部分は特に強いのではないかと思います。そのため見積も常にあれこれ考えることになります。
私もそうですが、少しでも精度の高いものを出そうと、苦労や腐心をしている方がたくさんいるようです。
以下、代表的な見積手法をいくつか挙げてみます。情報処理試験の勉強で見たことがあったり、実践したりしている方もおられると思います。

・LOC(Line Of Code)
 →プログラムの想定ステップ数から工数を見積る
・FP(Function Point)
 →機能を洗い出し、それぞれに重み(難易度)を与え、その合計からソフトウェアの規模を算出し、工数を見積る
・COCOMO(COnstructive COst MOdel)
 →プログラムの規模(ステップ数)に、難易度や開発要員の能力、その他様々な要因を考慮した補正係数を掛けて、工数を見積る
WBS(Work Breakdown Structure)
 →作業を細分化し、その個々の項目ごとに工数を出し、それらを積み上げて全体の工数を見積る

抽象的な表現になってしまいますが、これらを時と場合により使い分けて、さらには必要があれば組み合わせて見積を行う、ということになると思います。
「私の場合はこう工夫している」という見積手法が載っているサイトもあるようですので、それらも参考にしつつ、さまざまな角度から見積ができるようにしていこうと思います。