岩手の話題です


震災後、岩手にとっては明るいニュースです。
6月26日未明、中尊寺毛越寺などの史跡や、金色堂をはじめとする数多くの奥州藤原氏に関する文化財が「平泉の文化遺産」として、世界遺産に登録されました。

平泉は12世紀日本の本州北部において仏教に基づく理想世界の実現を目指して造営された政治・行政上の拠点です。
仏堂・浄土庭園をはじめとする構成資産は、阿弥陀如来の極楽浄土信仰を中心とする浄土思想に基づき、現世における浄土の空間的な表現を
目的として創造された独自の事例とのことです。
さらに、浄土思想は、今日における平泉の宗教儀礼や民俗芸能にも確実に継承されています。

平泉の中尊寺毛越寺金色堂は有名ですが、他にも「無量光院跡」、「旧観自在王院庭園」、「柳之御所遺跡」、「高館義経堂」、「達谷窟毘沙門道」などいろんな史跡、建物があります。全部見ると1日がかりになりそうです。

国道4号線沿いに中尊寺の入り口があり、町営の駐車場が完備されています。
駐車場から中尊寺本堂まで560m、金色堂まで800mの遊歩道になっていますが、山の上にあるので、
整備はされていますが、急な坂道になっています。
運動不足なので、本堂まで行くにもひと苦労でした。

行ったときは、世界遺産に登録前でしたが、登録される可能性大ということで他県のテレビ局が取材に来てました。

平泉町は、岩手県の県南にあり、盛岡から約80km南に位置しています。
東北道を使用すると、盛岡から1時間程度で行けます。
仙台からでも100km程度なので、気軽に行ける距離です。

東日本大震災の影響で「春の藤原まつり」が中止になり、活気がなくなっていますが、
世界遺産に登録をきっかけに、活気が戻ってくれればよいと思います。
一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。