岩手の温泉 ~ 山ばかりで湯も豊富 その2-5

 今回も、先月に引き続き、岩手県内の温泉を紹介します。今回は、ようやく八幡平市を離れて他の自治体に移ります。

 

前回までは、下記の通り、2-1~2-4まで、八幡平市にある合計36箇所もの温泉施設を紹介しました。

 

★過去ブログ:岩手の温泉 ~ 山ばかりで湯も豊富 その2-1(20160723.html)

岩手の温泉 ~ 山ばかりで湯も豊富 その2-2(20191019.html)

岩手の温泉 ~ 山ばかりで湯も豊富 その2-3(20191123.html)

岩手の温泉 ~ 山ばかりで湯も豊富 その2-4(20191221.html)

 

 

本当に、八幡平市は温泉だらけですが・・・しかし、そのほとんどが同じ源泉「八幡平温泉(マグマの湯)」なので、正直な所、面白みに掛ける様な感じがします。

 

まあ、それでも「八幡平温泉郷」以外は独自の源泉なので、何度もシツコイですが、私自身、次の温泉はお気に入りです。

 

・静流閣(新安比温泉)

・ラビスタ安比高原(安比高原温泉)

 

「静流閣」は、泉質は良いのですが、湯温が高いので、かなり加水しないと、ゆっくり入るのは難しかったです。私は、室内に、加水するための蛇口が無かったので、シャワーから冷水を注いで入っていました。

 

その点、「ラビスタ安比高原」は、泉質も湯温もちょうど良かったので、2回も行ってしまいました。

 

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そして、今回は、先の八幡平市の隣り、次の3箇所の自治体にある温泉施設を紹介します。

 

葛巻町

・くずまき交流館プラトー「楽酪の湯」

・ふれあい宿舎グリーンテージ「夢源の湯」

 

【 岩手町 】

・玉ぶき荘「黒石温泉」

 

滝沢市

滝沢相の沢温泉「お山の湯」

・狐洞温泉フォックスバーデン

 

 

しかし、今回紹介する施設は、ほとんどが「日帰り」専門の施設です。

 

このブログを読んでいる方は、その多くが岩手県以外の方だと思うので、「日帰り」だと、施設を利用するのは、中々難しいと思います。

 

また、温泉施設側も、県外からの利用客は想定していないと思います。

 

まあ、「くずまき高原」は、宿泊設備がありますし、それなりに有名な観光地なのですが・・・ブログを読んでもらえば分かりますが、泉質に問題があるので、余りお勧めは出来ません。

 

今回は、万が一、他の用事で付近に来た時の「ついで利用」を前提に読んでもらえればと思います。

 

それでは今回も宜しくお願いします。

 

 

 

葛巻町の温泉 】

 

葛巻町は、本ブログの最初に掲載した地図の通り、県北に限りなく近い県央に位置しています。

 

町の南端は、何と盛岡市と接していますが・・・今回紹介する温泉のある場所の1箇所目は、「くずまき高原牧場」に併設してある宿泊施設です。

 

●くずまき交流館プラトー「楽酪の湯」

 ここは、盛岡駅から、距離にして、たったの50Km程度の場所なのですが、電車とバスを乗り継いで約2時間も掛かります。

 

東北新幹線はやぶさ」なら、「東京~盛岡」間が2時間15分です。一体、どうなっているのでしょうか ?

 

ちなみに、車でも、葛巻は、東北自動車道から外れた地域にありますので、距離にして、たったの50Kmですが、約1時間30分も掛かります。

 

 と言うことは、車で、平均時速33km/hの速さでしか走れない道路と言う事を意味しますから、どれだけの山道なのか、想像できるかと思います。

 

そして、今回紹介する葛巻町の温泉ですが、前述の通り「くずまき高原牧場」に併設している宿泊施設「くずまき交流館プラトー」にある大浴場「楽酪の湯」となります。

 

この「楽酪の湯」は、前述の通り、残念ながら天然温泉ではなく人工温泉となりますが、宣伝文では、「弱アルカリ性のミネラル泉で美容と健康に効果がある。」との事らしいです。

 

 「くずまき高原牧場」に関しては、下記の過去ブログでも取り上げましたが、文字通り「牧場」ですので、「肉好き」には、持って来いの場所です。

 

★過去ブログ:岩手県内の「雪まつり」~ダイジェスト(20141220.html)

 

可愛い子羊を見たあとの「ジンギスカン」は最高の味かもしれません。(^_^;)

  

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●ふれあい宿舎グリーンテージ「夢源の湯」

 

 次は、同じく葛巻町にある宿泊施設「ふれあい宿舎グリーンテージ」にある大浴場「夢源(むげん)の湯」です。

 

この「グリーンテージ」は、前述の「くずまき交流館プラトー」からは、さらに26Kmほど奥地(?)にある、酪農をイメージした北欧風の宿泊施設と言うことですが・・・用途としては「スポーツ合宿」がメインだと思われます。

 

葛巻町の観光地は、前述の「くずまき高原牧場」しかありません。

 

 このため、失礼だとは思いますが、牧場訪問以外を目的として、わざわざ葛巻町まで来て宿泊しようと思う人は皆無だと思います。

 

「くずまき高原牧場」への観光なら、牧場併設の施設に泊まると思います。

 

この「グリーンテージ」には、町の総合運動公園が併設されており、全天候型多目的グラウンドやナイター照明完備の野球場があるようです。

 

 また、この場所は、高地にありますので、夏のスポーツ合宿には最適ではないかと思います。

 

そして、スポーツ等で疲れた身体を癒やすには、それが、たとえ人工であっても、温泉は必要だと思います。

 

さっきの「楽酪の湯」も大浴場ですが、大きさとしては、こちらの「夢源の湯」の方が広々としている感じがします。

 

ちなみに、この施設には、子供向けのアスレチック・フィールドや会議室もありますので、冬の利用はキツいと思いますが、夏なら避暑地として活用できるのではないかと思います。

 

葛巻町は、「北上山地」系の山奥にあるのですが、付近に湯脈が無いようで、良い温泉地は少ないみたいです。湯脈に関しては、「北上山地」より「奥羽山脈」の方が多いような感じがします。

 

それでは、最後に、両施設の情報を掲載しておきますが、詳しくは、直接、各施設にお問い合わせ下さい。

 

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【 くずまき高原牧場「楽酪(らくらく)の湯」情報 】

 

施設名

くずまき交流館プラトー

住所

〒028-5402 岩手県岩手郡葛巻町葛巻第40地割57-176

電話

TEL:0195-66-0555[電話受付時間:7時~21時(年中無休)]

メール

メールフォーム(https://z114.secure.ne.jp/~z114177m03/?page_id=89)

ホームページ

http://kuzumaki.jp/

温泉

弱アルカリ・ミネラル泉の人工温泉 ※温泉製造方法は不明

料金

素泊まり:二段ベッド3,600円~、和室4,100円~   ※食事代含まず

 

 

【ふれあい宿舎グリーンテージ「夢源(むげん)の湯」情報】

 

施設名

ふれあい宿舎 グリーンテージ

住所

〒028-5402 岩手県岩手郡葛巻町葛巻第5地割170-2

電話

TEL:0195-66-3000 / FAX:0195-66-3011

メール

メールフォーム(https://z114.secure.ne.jp/~z114177m01/?page_id=19)

ホームページ

http://greentage.com/

温泉

天然活性石を用いた人工温泉/弱アルカリ・ミネラル温泉

料金

1泊2食付き6,480円~

 

 

 

 

【 岩手町の温泉 】

 次は、岩手町の温泉の紹介です。岩手町は、先の葛巻町の左下、盛岡市の上に位置する、人口約14,000人の小さな町です。

 

正直なところ、私は、「岩手町」には、一度も行った事がないので、どのような町なのか、全く解りません。

 

但し、東北新幹線いわて沼宮内(ぬまくない)駅」があると聞けば、この場所も、とんでもない山奥だと想像できます。

 

沼宮内」と言う場所は、「北上川」と「馬淵(まべち)川」の「分水嶺」となっている場所で、「北上川」は、ここから宮城県まで約250Km、「馬淵川」は、この付近から八戸まで140Kmを流れ下っています。

 

 「馬淵川」の源流は、どちらかと言うと、前述の「葛巻町」の方だと思いますが、「北上川」に関しては、ここ岩手町にある「弓弭(ゆはず)の泉」と呼ばれている場所が、「北上川の源泉(源流 ?)」と、町のホームページに紹介されています。

 

この泉は、「坂上田村麻呂」が、平安時代の大同二年(807年)に建立したと伝わる「天台宗北上山新通法寺正覚院」、地元では「御堂(みどう)観音」と呼ばれている寺院の敷地内にあります。

 

また、この泉に関しては、「前九年の役」の折、「源 頼義/義家」親子が、この地に兵を進めた時に、猛暑で兵馬が疲弊してしまったので、「源 義家」は、山に登り戦勝祈願を行ったそうです。

 

そして、その祈願の際、「義家」が天に向かって矢を射た所、矢は信じられないほど遠くに飛び、大杉の根本に突き刺さったそうです。

 

そこで、矢が刺さった杉の樹の根元を「弓弭(弓の先端部分)」で突いた所、清水が湧き出し、兵馬に清水を与える事ができたので、その結果、戦に勝利したと伝わっていますが・・・

 

まず、「坂上田村麻呂」は、史実では、盛岡付近までしか遠征に来ていませんし、「前九年の役」も、盛岡市厨川町に有ったと伝わる「厨川柵」が最後の戦場です。

 

このため、「坂上田村麻呂」も「源 頼義/義家」親子も、岩手町付近には、近寄ってもいないと思います。

 

まあ、岩手県内に良くある「田村麻呂伝説」と「義家伝説」の融合だと思います。

 

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●玉ぶき荘「黒石温泉」

 さて、話を温泉に戻しますが、この岩手町には、唯一「黒石温泉」と言う温泉があるようです。

 

「黒石温泉」は、天然温泉で、源泉名は「新黒石温泉(御嶽の湯)」と呼ばれているようです。

 

泉質は、「ph値7.5」の「ナトリウム硫酸塩泉(溶存成分総計2,761mg/kg)」/「弱アルカリ性温泉」となっています。

 

ちなみに、温泉に雑学に関しては、前回ブログ(20160123.html)に記載していますので、時間があれば、温泉に関する知識も参照して下さい。

 

そして、湯温は、51.5℃で、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、うちみ、冷え性疲労回復などに効果があるとされています。

 

 温泉自体は、「老人福祉センター 黒石温泉玉ぶき荘」にあるのですが、宿泊施設は、その隣、廊下で繋がった「ホテル黒石温泉」になります。

 

「ホテル黒石温泉」のエントランスは、本章の最初に掲載した通りで、お部屋の方は、至って普通の和室ですが、残念な事に、トイレは共同のようです。

 

それと支払いは、「いつもニコニコ現金払い」だけのようですが、詳しいことは、ホテルに直接お問い合わせ下さい。

 

それと、最後にアクセス方法ですが、電車の場合、「JR/IGR いわて沼宮内」駅から、距離的には約9Km、車で25分位となります。

 

いわて沼宮内」駅には、東北新幹線はやぶさ」も停車しますので、東京からでも2時間30分位で到着します。

 

盛岡からであれば、新幹線はもちろん、「IGRいわて銀河鉄道」と言うローカル鉄道も使え、30分位で「いわて沼宮内」駅に到着します。

 

いわて沼宮内」駅から黒石温泉には、タクシー以外、バスも利用出来るようですが、やはりホテルに確認した方が確実だと思います。

 

それでは温泉の情報も掲載しておきます。

 

【 ホテル黒石温泉情報 】

 

施設名

ホテル黒石温泉

住所

〒028-4421  岩手県岩手郡岩手町一方井(いっかたい)第1地割43−247

電話

0195-62-1166

メール

無し

ホームページ

ホテルのホームページ無し

岩手町サイト:http://town.iwate.iwate.jp/accessmap/hotel-kuroishionsen-2/

温泉

隣接施設を利用(老人福祉センター 黒石温泉玉ぶき荘)

源泉名:新黒石温泉

泉質  :ナトリウム、塩化物泉(低張性‐弱アルカリ性‐高温泉)

温泉料金

町内:個人300円(子供/シニア100円)/団体200円(子供50円/シニア100円)

町外:個人400円(子供100円/シニア300円)/団体300円(子供50円/シニア200円)

※11月~3月:暖房費50円加算

宿泊料金

1泊2食付き7,710円

 

 

 

滝沢市の温泉 】

 

 滝沢市」・・・私にとっては、未だに「滝沢村」のイメージが強いのですが、「滝沢市」は、盛岡市の西隣にある「村」ではなく「市」です。

 

滝沢市」は、かつて国内最大の人口を誇る村だった「沖縄県豊見城(とみぐすく)村」が、2002年に市に移行したために、2002年から2014年までの12年間、日本最大の人口を誇る「村」として有名でした。(※2000年時点で既に人口5万人強)

 

元々、盛岡のベッドタウンとして、昔から人口が増え続け、とっくに「市」に昇格する人口条件(5万人以上)はクリアしていたようです。

 

ところが、人口密集地域が分散していた関係で、域内に明確な市街地が形成出来なかったり、あるいは域内のほぼ全ての住民が盛岡市で働いていたりと、地方自治法第八条一項をクリアすることが出来なかったため、長らく「村」のままの状態が続いていたようです。

 

この話題は、日本テレビの「月曜から夜ふかし」でも取り上げられたようで、「日本一人口の多い村」と言うコダワリを捨てて、「市」に移行した様子が伝えられていました。

 

 その中で、「何故、コダワリを捨てたのか ?」と言う疑問へ答えとしては、「何のメリットもない」と言う事に気が付いたからとなっていましたが・・・将に、その通りだと思います。

 

ちなみに、「滝沢市」には、「チャグチャグ馬コ」の出発地点となっており、その起源とされる「蒼前神社」があります。

 

毎年、6月と1月には、この「蒼前神社」から「チャグチャグ馬コ」がスタートします。

 

さて、そんな「コダワリ」を持っていた滝沢市には、2つの温泉がありますので、順番に紹介します。

 

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●滝沢相の沢温泉「お山の湯」

 最初は、滝沢相の沢(あいのさわ)温泉」と言う温泉施設です。

 

元々、「村民」・・・失礼「市民」のための健康増進施設として、1997年に開業した温泉です。

 

場所としては、盛岡から国道46号線を秋田方面に進み、途中で「小岩井農場」方面に右折して県道219号線に入り、そのまま農場を通り過ぎて・・・ずっ~と奥の「鞍掛山」の麓になります。

 

 と言う事で、この温泉の情報を紹介しようと思ったのですが・・・

 

何と! この施設、平成28年10月から、源泉ポンプの故障のため一時休館していたそうですが、そのまま復活する事無く、同じく平成28年12月をもって閉館してしまったそうです。

 

この施設は、市営(元は村営)施設だったようですが、上記の通り、源泉ポンプの故障のため、ポンプが直るまでは「沸かし湯」で営業していたようです。

 

このため、市では、民間活力を用いて施設の再生と事業展開を模索していたようですが、最終的には、継続が無理と言う判断になってしまったそうです。

 

結構利用者には評判が良い施設だっただけに、閉館は残念に感じますが、赤字経営が続いている状況で、無駄に税金をつぎ込むわけにも行かないので、仕方が無いのかもしれません。

 

施設の跡地に関しては、現在、どのような状況になっているのか全く分からない状況となっています。

 

それと、この施設内には、訳の分からない「滝沢モンゴル村」と言う施設があったのですが、この施設、気になっていたので、温泉と一緒に紹介しようと思っていたのですが、・・・・

 

こちらも状況が分からないようです。

 

 

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●狐洞温泉フォックスバーデン

 次は、滝沢市鵜飼狐洞(きつねほら)と言う場所にある、こちらも日帰り専門温泉「狐洞温泉フォックスバーデン」を紹介します。

 

ここは、盛岡市の西青山町や月が丘町に隣接した場所にあり、かつ深夜12時まで営業しているので、結構、利用客が多い温泉のようです。

 

しかし・・・正直な感想を言えば、皆さんが思い浮かべる「温泉」のイメージではなく、「スーパー銭湯」や「健康ランド」の様な施設だと思います。

 

この温泉は、どうやら盛岡市内にある地質調査やさく井を行っている企業(株式会社長内水源工業)が掘り当てた温泉のようです。

 

 露天は無く内湯のみですが、大浴場は広いようです。

 

大浴場の手前側は、気泡を発生するジャグジー風呂になっており、ほぼ無味無臭、微塩味で、循環併用ながら加水なしの源泉100%で、やや「とろみ」のあるクセのないお湯で、ph値「8.0」の弱アルカリ性なので、湯上りは肌がツルツルになるそうです。

 

Webで検索すると「電気サウナ」とか書かれているのですが、ホームページ上には、そんな説明は、どこにもありませんでした。

 

前述の通り、日帰り専門なのですが、会議室(和室)、宴会場、カラオケルーム等を完備しており、食事もなかなか美味しいとありますので、地元の方々が、忘年会や新年会等で使うには、結構良い場所だと思います。

 

狐洞温泉フォックスバーデン 】

 

施設名

狐洞温泉フォックスバーデン

住所

〒020-0664  岩手県滝沢市鵜飼笹森41-2

電話

019-684-2737

アクセス

バス:JR盛岡駅から県交通滝沢ニュータウン経由滝沢営業所行きバスで25分/終点下車徒歩5分

車  :東北自動車道盛岡ICから国道46・223号を滝沢方面へ5km

メール

無し

ホームページ

http://foxbaden.com/

温泉

源泉名:狐洞温泉・2号源泉 薬師の湯

泉質  :塩化物泉・炭酸水素塩泉

種類

男女別内風呂

風呂の種類:泡風呂、ジャグジー、サウナ、水風呂、電気サウナ

営業時間

9:00~23:40(閉館24:00)

※休業日:第3水曜、11月~翌3月は無休(GW・盆時期は営業)

温泉料金

大人600円、小人(3~12歳)300円、幼児120円 ※カード不可

 

  

■最後に

今回は、下記の温泉施設を紹介しましたが如何でしたか ?

 

・くずまき交流館プラトー「楽酪の湯」

・ふれあい宿舎グリーンテージ「夢源の湯」

・玉ぶき荘「黒石温泉」

滝沢相の沢温泉「お山の湯」

・狐洞温泉フォックスバーデン

 

今回は、3箇所の自治体の施設を紹介しましたが、これらの自治体は、面積の割には、温泉施設が少ないような感じがします。

 

まあ、葛巻町と岩手町は、人口が少ないので、わざわざ大金を掛けて温泉掘削を行おうとは思わないはずですし、滝沢市は、その隣の盛岡市雫石町、それと前回紹介した八幡平市に数多くの温泉施設があるので、別に市内に温泉が無くても問題ないと思います。

 

滝沢市は、ちょうど、数多くの温泉に囲まれた「温泉欠落地」のようになってしまっていると思います。

 

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ちなみに、温泉掘削には、事前の温泉開発調査/掘削、申請業務、温泉掘削/設備工事等の作業等があり、1km程度掘削するためには、約1億円の費用が掛かるとされています。

 

よく日本は「温泉大国」と言われ、「どこを掘っても温泉が湧く」と言われています。

 

都内の方であれば、ちょっと前まで、大手町のオフィス街で、温泉の掘削工事が行われていたのを覚えている方もいるかと思います。

 

本当に、地下鉄「大手町駅」に直結した場所、徒歩0分の場所に温泉があります。平 将門の「将門塚」がある場所の目と鼻の先です。

 

ここは、会員制のクラブになっていて、トレーニングジムと温泉が併設された施設となっています。

 

入会金と手数料、それと月額利用料が掛かり、今回も紹介した「日帰り温泉」とは異なり、凄っく高額な利用料が必要になります。

 

まあ、「場所代が高額だから仕方がない」とも思えますが、初期費用として5万円程度は必要です。

 

現在は、「マッチョブーム」とか「筋肉ブーム」と言われており、トレーニングジムが大人気ですが・・・さすがに、ここは高過ぎると思います。

 

私としては、普通の温泉で、まったり過ごしたいと思いますので、これからも普通の温泉を紹介したいと思います。

 

次回の本シリーズでは、次の自治体の施設を紹介します。

 

盛岡市

雫石町

 

それでは次回も宜しくお願いします。

 

以上

 

【画像・情報提供先】

Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/)

・盛岡・八幡平広域観光推進協議会(http://www.morioka-hachimantai.jp/index.html)

・公益財団法人岩手県観光協会(http://www.iwatetabi.jp/)

・くずまき高原牧場(http://kuzumaki.jp/)

・岩手町ホームページ(http://town.iwate.iwate.jp/)

・山の温泉ガイド(https://www.mountaintrad.co.jp/)

・温泉JAPAN(http://onsenjapan.jp/)

・ばびぶろぐ(http://vabi330xi.air-nifty.com/vabi_blog/)