岩手の温泉 ~ 山ばかりで湯も豊富 その2-3
今回は、前回の「岩手・盛岡」情報に引き続き、岩手県各地の温泉情報を紹介します。
前回は、下記の通り、岩手県の県央、八幡平市にある温泉の内、「八幡平温泉郷」と呼ばれる地域にある、主に、ホテル系の温泉を紹介しました。
★過去ブログ:岩手の温泉 ~ 山ばかりで湯も豊富 その2-2
(1)アクティブリゾート岩手八幡平
(2)八幡平マウントホテル
(3)ペンション フレンズ/別館 レンガ館
(4)八幡平ライジングホテル
(5)八幡平ハイツ
(6)自然休養村 なかやま荘
本当に、八幡平市には、沢山の温泉があり、紹介するのも一苦労です。特に、「八幡平温泉郷」には、沢山の温泉が集中しているので、余計に大変です。
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この「八幡平温泉郷」には、私が把握しているだけで15箇所の温泉施設があります。
そして、前回は、上記の通り、6箇所の施設を紹介しましたので、今回は、下記の残り9箇所の施設を紹介します。
- ペンションムース
- 天然温泉の宿 安暖邸
- ペンションパレット
- 八幡平温泉館・森乃湯
- ときわ荘
- 元湯七滝
- 八幡平南温泉 旭日之湯
- アルプ 八幡平
- Beaver
前回は、前述の通り、一部例外もありますが、ホテル系の施設が多かったのですが、今回は、ペンション/民宿、それと日帰り温泉の紹介になります。
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ペンションと民宿の違いに関しては、前回ブログの最後に記載しましたが、基本的に、施設の作りが洋風か、または和風かの違いだけです。
他方、「ペンション/民宿」と「ホテル/旅館」との違いと言えば、法人か個人かと言う違いも大きいと思います。
また、この八幡平には、日帰り温泉施設も数多くあり、今回紹介した以外も、まだ温泉施設があります。
ここ八幡平は、岩手県有数の観光地で、秋から冬、そして春に掛けて、数多くの観光客が訪れます。
前回のブログでも、「アスピーテライン」等の観光名所を紹介しましたが、それ以外にも、次のような見どころが沢山あります。
・秋 :紅葉
・冬 :スキー場
・春 :ドラゴンアイ
特に、現在注目され始めたのが、春先だけに見られる「ドラゴンアイ」です。これは、春先の2週間位しか現れない現象です。
この「ドラゴンアイ」と言う現象は、八幡平の秋田県側にある「鏡沼」においてのみ、5月中旬から6月初旬に現れる現象です。
八幡平頂上付近には、この「鏡沼」を始め、多くの沼が点在しているのですが、「ドラゴンアイ」が見られるのは、何故か、この「鏡沼」だけなのだそうです。不思議ですよねー
そして、この「鏡沼」ですが、山頂付近の駐車場からは徒歩20分程度の場所にあるそうです。
まあ、頂上駐車場までは、前回紹介した「アスピーテラインの雪回廊」を通って行けますので、冬用のコートとブーツがあれば、結構簡単に行けると思います。
さらに、様々な企画会社が、ガイド付きのツアーを実施していますので、個人で行っても良いですが、余裕があればガイド付きの方が良いかもしれません。
費用は、5,000円未満だと思いますが、Webで検索して確認して下さい。
私も、本当は、今年の春に見に行こうと思ったのですが・・・スケジュールが合わずに断念した次第です。来年は、スケジュールを調整して、是非、一度は見てみたいと思っています。
それでは今回も宜しくお願いします。
(1)ペンションムース
今回ブログの最初は、これまでとは一変して、こぢんまりとしたペンション、日本語で言う民宿となる「ペンション ムース」を紹介します。
こちらの施設は、総客室数6部屋、最大17名しか宿泊出来ません。
このため、お風呂も1個しか無いような状況です。
まあ、それはペンション/民宿なので、仕方が無い状況だと思います。
このため、この施設では、言葉を言い換えて「完全貸切風呂」などと言うキャッチコピーを唱えていますが・・・民宿/ペンションで、一つしかない風呂を、混浴や共同で使おうとは誰も考えないと思います
それと、この施設では、もう一つのキャッチコピーとして「アナログ・サウンド」と言う言葉を使っています。
それは、ラウンジに、JBLの巨大スピーカーと高性能アンプを設置してあるからです。
ラウンジに、高性能音響設備を設置して、宿泊客に質の良い音楽を楽しんでもらう・・・このスタイルは、昭和50年代に流行ったペンションブームの時に、よく見られたスタイルです。
当時は、山梨県の「清里」や長野県の「軽井沢」に、それはもう沢山のペンションが建てられ、その中には、この施設のように、客を呼び込むためにラウンジに高性能音響機器を設置するペンションが沢山ありました。
私も、その昔、場所は異なりますが、八ヶ岳のペンションが気に入り、数年間利用し続けた事があります。
今では、名前も忘れてしまいましたが、そこもラウンジに高性能音響機器を設置して、夜になるとワインを飲みながらJAZZを聞いていた時期がありました。
と、話が温泉から逸れてしまいましたが、この施設にも前述の通り、温泉が引かれています。
タイミングにも因りますが、宿泊客が少なければ、ホントに貸切風呂として好きな時間に、自由に、何回も温泉に入れると思います。
しかし、宿泊客が多いと、逆に、全く温泉に入れないというケースもあると思いますので、そこは「運」だと思います。
それでは、ペンションムースの温泉の情報を整理してみます。
温泉名 |
情報 |
ペンションムース |
連絡先:0195-78-3356 URL:http://www.p-moose.jp/ 源 泉:八幡平温泉(マグマの湯) 泉 質:単純硫黄温泉(硫化水素型)※旧泉質名:単純硫化水素泉 泉 温:68.0℃(気温13℃) ラドン含有量(1.65マッヘ㎏) ph5.6 泉 色:無色透明 方 式:源泉かけ流し(その他条件不明) 料 金:日帰り入浴不可(宿泊のみ) 営 業:15:00チェックイン 駐車場:無料8台(先着順) その他:バスタオル、浴衣は有料 |
(2)天然温泉の宿 安暖庭
次は、「安暖庭(アンダンテ)」と言う、ペンションを紹介します。
このペンションは、夫婦で営んでいる、全5部屋の小さなペンションのようです。
全5室の内、全てがスィートルームになっており、1室だけが2部屋続きのスィートのようです。
それにも関わらず宿泊料金は、10,000円/人~13,000円/人と安いのは、夫婦で経営しているからなのではと思います。
また、ご主人が、木工クラフトを手掛けており、「安暖庭工房」と言う店が併設されています。
ここでは、木工品ならではのぬくもりを感じる作品が展示、販売されています。
そして肝心のお風呂ですが・・・そこはペンションと言う事で、1箇所しか風呂は存在せず、やはり当然の如く「貸切風呂」になってしまうようです。
まあ、1箇所しか風呂場が無ければ、誰かが風呂場を使えば、貸切状態となるのは当たり前です。
部屋自体が、最大2名の利用を前提にしていますので、風呂も、それほど大きな風呂ではありません。
推測ですが、大人が4名も入れば、お湯が全部流れてしまうと思います。
最後になりますが、「アンダンテ」とは、元々は、「歩く」と言うイタリア語で、現在では、音楽用語として用いられ、「歩く」程度の速さの曲を表しているとされています。
しかし、このペンションが何故、音楽用語を名称にしているのかに関しては、一切説明が無いので判りませんでした。ひょっとしたら、音楽とは、全く関係が無いかもしれません。
それでは、ペンション「安暖庭」の温泉の情報を整理してみます。
温泉名 |
情報 |
ペンション 安暖庭 |
連絡先:0195-78-3477 URL:http://hachimantai-andante.com 源 泉:八幡平温泉(マグマの湯) 泉 質:単純硫黄温泉(硫化水素型)※旧泉質名:単純硫化水素泉 泉 温:70.0℃(気温20℃) ph3.5 泉 色:無色透明 方 式:天然温泉(毎日入替え) 料 金:日帰り入浴不可(宿泊のみ) 営 業:15:00チェックイン 駐車場:無料5台(先着順) その他:特に無し |
(3)ペンション パレット
次は、先ほどの「安暖庭」の直ぐ向かいにある「ペンション パレット」を紹介します。
こちらのペンションは、「食」を重要視しているペンションのようで、特に「ステーキ」と、何故か「タラバガニ」を重視しているようです。
また、この「ステーキ」も、これまでの施設の場合、地元産の肉にこだわった食を提供しているのですが・・・
何故か東京都の芝浦にある肉仲卸業者から仕入れた肉のようです。
まあ、肉卸が取り扱う肉なので、品質は良いとは思いますが・・・何故かしっくり来ないのは私だけでしょうか ?
後は、今回、最初に紹介した「ムース」と同じく、高出力のアンプとスピーカーを備えた部屋があるようで、わざわざ、この部屋を使う事が出来る宿泊プランまで用意しています。
と言う事は、一般客が、この部屋を使う場合、有料なのか? と言う疑問も湧きますが、そこは謎のようです。実際に宿泊して確かめるか、電話などで確かめて下さい。
そして、肝心のお風呂ですが、これまでに紹介した施設と同様、「八幡平温泉(マグマの湯)」を引いており、こちらは「源泉掛け流し」となっているようです。
前回の「安暖庭」とは違い、男湯と女湯の2つの浴場があり、なおかつ貸切風呂にも対応しているので、お風呂の使い勝手をは良さそうな感じがします。
但し、アメニティーは、シャンプーリンス、石鹸とドライヤー、必要最低限の品しか備わっていないようです。
それと、何故か、ペンション専用のサーキット場を備えているようです。
このサーキット場は「サンマリノ」と言い、オーナーが「F1(Formula 1 )」好きが高じて、専用のカートレース場を作ってしまったそうです。
ペンションのキャッチコピーに「ペンション専用のカートレース場があるのは、日本でここだけ!」と言っていますが、将に、その通りだと思います。
宿泊プランにも、カート30周分の乗車券が付いたプランまで用意していますので、よっぽどだと思います。
私もバブル期に青年期を過ごした人間なので、と言うか、それ以前、小学校の頃から「F1マシン」のプラモデルを沢山作って来た人間なので、「F1」は大好きでした。今は地上波から番組が消えたので全く見ていませんが・・・
そして、マクラーレン/ホンダの絶頂期ですが、私は、「音速の貴公子」とか呼ばれていた「アイルトン・セナ」が大嫌いで、別のパイロット「アラン・プロスト」の計算され尽くした華麗で、そして洗練された走りが好きでした。
セナは、その顔とは裏腹、いつでも粗削りで、F1のセオリーなど全く無視。恐らく一緒に走るパイロットにとっては大迷惑だったと思います。レース後も、何度も処分を受ける位でした。
そして、その結果、1994年5月1日、イタリアのイモラ・サーキットで行われたサンマリノグランプリにおいて、コンクリートバリアに、自から高速で激突する事故を起こして死亡していますが、当然の結末だったのでは無いかと思われます。
話が脇に逸れましたが、それでは、ペンション「パレット」の温泉の情報を整理してみます。
温泉名 |
情報 |
ペンション パレット |
連絡先:0195-78-2866 URL:http://stay.palette-sanmarino.com/index.html 源 泉:八幡平温泉(マグマの湯) 泉 質:単純硫黄温泉(硫化水素型)※旧泉質名:単純硫化水素泉 泉 温:65.0℃(湧出時) 泉 色:無色透明 方 式:源泉かけ流し(その他条件不明) 料 金:日帰り入浴不可(宿泊のみ) 営 業:15:00チェックイン 駐車場:無料12台 その他:クレジットカード使用不可、インターネット環境無 |
(4)八幡平温泉館・森乃湯
次は、本ブログでは珍しい日帰り入浴施設となる「森之湯」を紹介します。
ここも、場所的には、これまでに紹介したペンション群と、ほぼ同じ地域にあたります。
この施設、全体が木造りで、浴室は天井が高く開放感たっぷりで、浴槽は広くゆったり入る事が出来ます。
外観、および屋内風呂は、掲載画像を参考にしてもらえばと思いますが、確かに、無駄に広い空間が広がっているので、従来の屋内風呂とを比べれば、利用者は気持ち良いと思います。
また、この画像からは、ちょっと分からないと思いますが、次のようなお風呂が用意されているそうです。
→ 全身浴、寝湯、水風呂、サウナ、舞台湯
全身浴、寝湯、水風呂・サウナは経験した事がありますが、舞台湯とは?
と言う事で、「舞台湯」を調べて見たのですが、Webでは何も分かりませんでした。
そこで、「森之湯」を紹介している各種旅行会社のページを読んでいた所、この「森之湯」の露天風呂の構造を指して「舞台湯」と、勝手に呼んでいるだけのようです。
「森之湯」の露天風呂は、この画像では分かりにくいですが、二階建て構造になっています。
露天風呂の脇に階段がありますよね。ここらか二階に上ると、そこにも、ちょっと小さめの露天風呂があります。
何か、変な構造ですが、これを称して「舞台湯」と呼んでいるみたいです。
そして、二階の露天風呂から溢れたお湯が、下の露天風呂に流れ込む仕組みになっていますが、これも何だかな~と言う感じです。
後は、日帰り入浴施設なので、休憩所と軽食が用意されているようです。軽食は、温泉卵とラーメンが人気との事らしいです。
あと辛口の口コミもあり、営業時間がコロコロ変わるので、直接確認してから行かないと、施設が利用出来ないと言う口コミもありましたので、そこは注意すべき点だと思います。
それでは、日帰り入浴施設「森之湯」の温泉の情報を整理してみます。
温泉名 |
情報 |
森之湯 |
連絡先:0195-78-3611 URL:http://www.hachimantai-ss.co.jp/~morinoyu/ 源 泉:八幡平温泉(マグマの湯) 泉 質:単純硫黄温泉(硫化水素型)※旧泉質名:単純硫化水素泉 泉 温:不明 泉 色:無色透明 方 式:源泉かけ流し(その他条件不明) 料 金:日帰り入浴のみ/大人600円、子供300円 営 業:10:00~21:00(受付20:00)/年中無休 駐車場:無料50台 その他:バスタオル110円/枚、浴衣110円/枚、休憩室有料(100~3,000円) |
(5)ときわ苑
次も、ご近所の温泉施設「ときわ荘」を紹介します。この施設は、先の「森之湯」の斜め向かい側にあります。
この施設は、宿泊施設付き「ときわ荘」と貸別荘「ときわ荘」、それと民宿「ときわ荘」と、少し複雑な運営をしているようです。
また、当然、日帰り入浴も大丈夫です。
貸別荘、民宿とあるので、そちらの浴室が、どうなっているのかは、ホームページが存在しないので、全くわからない状況です。
また、その他にもこの温泉施設の情報を探したのですが、余りに少なく、これくらいしか紹介出来ませんでした。
まあ、本当に、普通の温泉宿っていう感じのようですが、アメニティーは少ないようなので、必要な物は全て持参した方が良いと思います。
それでは、入浴施設「ときわ荘」の温泉の情報を整理してみます。
温泉名 |
情報 |
ときわ荘 |
連絡先:0195-78-3535 URL:無し 源 泉:八幡平温泉(マグマの湯) 泉 質:単純硫黄温泉(硫化水素型)※旧泉質名:単純硫化水素泉 泉 温:68,5℃ ph5.6 泉 色:無色透明 方 式:源泉かけ流し(その他条件不明) 料 金:宿泊、および日帰り可能:大人300円、子供200円 営 業:11:00~21:00 駐車場:不明 その他:貸出タオル100円 |
(6)元湯七滝
次は、先程の密集地帯からは、500mほど離れた場所に立地している入浴施設「元湯七滝」を紹介します。
建物は、古びた平屋建てで、宿泊者と日帰り入力用の、2箇所の入り口があるそうです。
「七滝」と言うと、静岡県伊豆の河津にある「七滝」を思い出す人が多いと思います。
しかし、伊豆の場合、「七滝」と書いて「ななだる」と読みますが、こちらは、そのまま「ななたき」です。
伊豆の「河津七滝ループ橋」、その昔、大学1年生の時に三島に住んでいたので、三島から河津まで「原チャリ」で走った事があります。
この「河津七滝ループ橋」は、ずっと同じ角度でバイクを走らせるので、疲れた覚えがあります。
そして、八幡平の「七滝」は、八幡平を流れる松川の支流「赤川」にある滝で、岩手山の登山道の一つ「七滝コース」にもなっているようです。
その場所はと言うと、岩手山の登山道の途中にありますから、この施設からはかなり離れています。
施設の名称は、単に、観光名所から名前を頂いただけの事のようです。
さて、そして、こちらの温泉ですが、男女別の内湯と、冬季は閉鎖される混浴の露天風呂の2種類を楽しむ事ができるようです。
しかし、珍しく内湯と露天風呂が離れているので、そのままでの移動は無理のようです(笑)
また、源泉掛け流しなので、基本的には、24時間利用可となっているようです。
露天風呂は、混浴なので、女性の方は、「湯あみ着」を着用する等の、工夫が必要かもしれません。
「そんな物は必要無い!」と言う豪の方、どうぞそのままご利用下さい。
あと、露天風呂には、しっかりと「金勢(金精)様」が祀られているようです。
その昔、弊社のブログで、「金勢様」の特集を組んだことがありました。
★過去ブログ:岩手県内における金勢信仰 Vol.1
このシリーズでは、岩手県内のありとあらゆる「金勢様」を紹介したつもりでしたが、ここは漏れてました。う~ん、残念。
それでは、入浴施設「元湯七滝」の温泉の情報を整理してみます。
温泉名 |
情報 |
元湯七滝 |
連絡先:0195-78-2333 URL:http://motoyu-nanataki.ftw.jp/ 源 泉:八幡平温泉(マグマの湯) 泉 質:単純硫黄温泉(硫化水素型)※旧泉質名:単純硫化水素泉 泉 温:65.0℃ pH4.3 泉 色:硫黄臭/微白濁 方 式:源泉かけ流し/加熱無/循環無/塩素投入無/状況により加水 料 金:宿泊、および日帰り可能:大人300円、子供200円 営 業:チェックイン16:00/日帰り09:00~20:30 駐車場:不明 その他:送迎バス有り |
(7)八幡平南温泉 旭日之湯
次は、八幡平温泉郷にある、と言って良いかどうか解らないのですが、八幡平温泉郷の中心部から、車で30分程度離れた場所にある入浴施設「旭日之湯」を紹介します。
客室が5部屋しかない純和風の作りの宿泊施設なので、民宿と呼んで差し支えないと思います。
こちらの施設のキャッチコピーは「馬のいる原風景/地元に愛される隠れた名湯」との事らしいです。
「宿に馬がいるから何なの ?」とか、「地元民にだけ愛されれば良いの?」と突っ込みどころ満載のキャッチですが、中々評価は良い施設の様です。
また、馬とは別に、上の画像では小さくて分かり難いと思いますが、ニャンと! お猫様達が出迎えてくれるそうです。
温泉は、男女別の内風呂と露天風呂となっているようですが、露天風呂は1箇所しかないので、恐らくは混浴だと思われます。
また、この施設には、ボイラーが無いので、シャワーも無いそうです。まあ、源泉かけ流しの証拠だとは思うのですが、その代わり「桶」を使う方式になっているそうです。
ちなみに、築40年以上の建物ということですから、それも仕方がないのかな~と言う感じです。
それと、本当にジモっちが、銭湯代わりに利用するとの事で、宿泊者がゆっくり使える時間が少ないと書かれていましたので、これは要注意かもしれません。
田舎のジイさん/バアさんと一緒に入っても問題ないと言う方なら大丈夫でしょう。
あと、「馬がいる」と書きましたが、申し込めば乗馬体験が行えるようです。
それと、天然温泉付きの貸切コテージ(146㎡)もあるので、貸切風呂を希 望する場合、こちらのコテージに宿泊するのもありかもしれません。
それと特筆すべきは、これまでの温泉は、全て同じ源泉「八幡平温泉(マグマの湯)」だったのですが、こちらは中心地から離れている影響で、異なる源泉となっています。
また、この辺りでは、非常に珍しく飲泉可能な温泉となっています。
私も、過去に飲泉した事はあるのですが・・・何が良いのかさっぱりでした。
それでは、入浴施設「旭日之湯」の温泉の情報を整理してみます。
温泉名 |
情報 |
旭日之湯 |
連絡先:0195-75-2340 URL:無し 源 泉:八幡平南温泉(湧宝の湯) 泉 質:ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物・硫化物塩泉(炭酸風呂) 泉 温:45.0℃ pH7.5 泉 色:薄白濁透明 方 式:源泉かけ流し 料 金:宿泊、および日帰り可能:大人450円 営 業:チェックイン15:00/日帰り09:00~22:00 駐車場:無料20台 その他:全室LAN対応、アメニティーは基本的な品ばかり、クレジット不可 |
(8)アルプ 八幡平
次は、また八幡平温泉郷の中心部にある施設「アルプ八幡平」を紹介します。
こちらも、全6室(和:5室/洋1室)と言うことで、和室中心ですから民宿になるかと思います。
この施設に関しては、余りに情報が少なく、何が「売り」なのか、よく解りませんでした。
別に、何が売りと言う訳でもなく、誰がターゲットと言う訳でも無いようです。
単に、前回ブログで紹介した、近くにある「八幡平リゾート パノラマスキー場」向けの格安の宿泊施設のような感じがします。
1泊2食付きで7,560円(税抜)、1泊朝食付きで5,000円(税抜)ですから、この辺りでも格安の宿泊施設だと思います。
入浴施設も、男女別の室内風呂が1箇所。それも、家庭のお風呂みないなのがあるだけですので、温泉を引いていると言うだけで、特に、こちらもウリ文句は無いようです。
それでは、入浴施設「アルプ 八幡平」の温泉の情報を整理してみます。
温泉名 |
情報 |
アルプ 八幡平 |
連絡先:0195-78-2765 URL:http://www.tomite.jp/ 源 泉:八幡平温泉(マグマの湯) 泉 質:単純硫黄温泉(硫化水素型)※旧泉質名:単純硫化水素泉 泉 温:不明 泉 色:無色透明 方 式:源泉かけ流し(その他条件不明) 料 金:日帰り入浴不可(宿泊のみ) 営 業:チェックイン15:00 駐車場:無料8台 その他:クレジット不可 |
(9) Beaver
八幡平温泉郷の最後は、「Beaver」と言う、これは部屋が全て洋室なので、ペンションを紹介します。
こちらの「Beaver」は、全5室しか無いコジンマリとした施設なのですが、それにも関わらず、貸切風呂が2個所もあると言う、非常にゴージャスな施設です。
また、食にも拘りがあり、本格的なフレンチを楽しむこともできるそうです。
しかし、その反面、料金は少し高めになっており、最安値でも約12,000円~となっているようです。
ところが、現在、この施設のホームページを見てみると、キャッチが「全4室の小さな宿」となっています。
「ん・・・?」となってしまいましたが、トップページの「ごあいさつ」の箇所に、「2017年12月16日にリニューアルした。」と言う事が書かれていました。
恐らくは、このタイミングで、1部屋を亡き者にしたのではないかと推測されます。
それと、全く余計なお世話なのですが、この「ごあいさつ」には、施設名が「Berber(ベルベル人)」となっていました。
「Beaver(ビーバー)」なら、見た目は可愛いですが、「Berber」だと、「ベルベル人」となってしまうので、さすがにこれはマズイと思います。
ちなみに、「ベルベル人」とは、ベルベル語を母語とする北アフリカに住む人種と言われています。
しかし、これはローマ人による蔑称で、ギリシア語「訳の分からない言葉を話す者」を語源とするとされています。
さて、そんな「ベルベル人」・・・ではなく「Beaver」ですが、貸切風呂が「ウリ文句」になっていると伝えました。
たしかに、この規模の割に、貸切風呂が2個所もあるのは珍しいと思いますが・・・実は、この施設には、大浴場がありません。
その代わりに貸切風呂が2個所用意されていると言うのが、この施設の実態の様です。
1日4組までしか宿泊できないので、50%の確率で貸切風呂を利用する事が出来るようです。ただし、事前予約は不可となっています。
利用時間は、45分/組、そして無料となっていますので、宿泊者に一般常識があれば、1時間待ちで利用する事は出来るようです。
しかし、近頃は、平気でルールを破る人間が増えていますので、いつまでも「性善説」で対応するのではなく、この辺りは、施設側で責任を持って対応して欲しいところだと思います。
まあ、「そこが田舎の良い所」と言ってしまえばそれまでなのですが・・・・
それでは、入浴施設「Beaver」の温泉の情報を整理してみます。
温泉名 |
情報 |
Beaver |
連絡先:0195-78-2118 URL:https://www.iwate-beaver.com/ 源 泉:八幡平温泉(マグマの湯) 泉 質:単純硫黄温泉(硫化水素型)※旧泉質名:単純硫化水素泉 泉 温:68℃ 泉 色:無色透明 方 式:源泉かけ流し(加水有) 料 金:日帰り入浴不可(宿泊のみ) 営 業:チェックイン16:00 駐車場:無料5台 その他:クレジット不可、連泊不可、子連れ不可、送迎無し |
■最後に
今回は、「岩手の温泉 ~ 山ばかりで湯も豊富 その2-3」と題して、八幡平温泉郷の残り9施設を一気に紹介しましたが、如何でしたか ?
- ペンションムース
- 天然温泉の宿 安暖邸
- ペンションパレット
- 八幡平温泉館・森乃湯
- ときわ荘
- 元湯七滝
- 八幡平南温泉 旭日之湯
- アルプ 八幡平
- Beaver
実は、貸切風呂のある八幡平の温泉を探していた時に、ムースとBeaverは、どちらも候補に上がって検討したのですが・・・泉質が、「単純温泉」であると言う事と、貸切風呂があるとは言っても、どちらも確実に貸切風呂が使える保証が無かったので、どちらも候補から脱落しました。
やはり、貸切風呂を目当てに宿泊するお客様の場合、予約の可否が、その施設の利用を決めるための重要なファクターになりますので、その点は検討する必要はあるかと思います。
貸切風呂の利用時間が決まっていても、誰もがそれを守るとは限りません、折角お金を払って泊まったのに、気分を害したら、その施設に直接的な非は無いと言う事は理解できますが、やはり、もう二度と利用したいとは思わないでしょう。
さて、今回は、ほぼ全てが、「八幡平温泉(マグマの湯)」を源泉とする入浴施設ばかりだったので、私としては、正直、余り面白くありませんでした。
「何処を切っても切っても金太郎」では、ちょっと・・・
でも、それが「〇〇温泉郷」の宿命ではありますので、仕方無いとは思います。
唯一、「旭日之湯」は、中心地から場所が離れている影響もあり、源泉が「八幡平南温泉(湧宝の湯)」と言う異なる源泉で、かつ「炭酸風呂」と言うのは、興味深かったのですが・・・地元民が大挙して押しかけるのであれば、ちょっと・・・
折角、少しだけですが、地元民より高い料金を支払っているのですから、「地元の銭湯」に泊まるのでは、納得が出来ません。
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ところで、「金太郎飴」・・・掲載したのは良いですが、気持ち悪くないですか ?
私は、小さい頃に「蛾の卵」を見てから、「集合体恐怖症(トライポフォビア)」になってしまったので、このような集合体を見ると、鳥肌が立ってしまいます。
「集合体恐怖症」の皆さん済みません。載せなきゃ良かった・・・
さて、次回の「温泉シリーズ」は、これも「八幡平市」の温泉なのですが(済みません)、下記の温泉を紹介します。
●松川温泉
・松楓荘
・松川荘
・峡雲荘
●焼走り温泉
・いこいの村岩手
・西根温泉「おらほの温泉」
これら温泉郡は、同じ八幡平市にありながら、やはり距離が離れている関係で源泉が異なるので、結構面白そうな温泉ばかりのようです。
ちゃんと調べて、私も次回利用する温泉を検討したいと思います。
それでは次回も宜しくお願いします。
以上
【画像・情報提供先】
・Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/)
・盛岡・八幡平広域観光推進協議会(http://www.morioka-hachimantai.jp/index.html)
・公益財団法人岩手県観光協会(http://www.iwatetabi.jp/)
・山の温泉ガイド(https://www.mountaintrad.co.jp/)
・温泉JAPAN(http://onsenjapan.jp/)
・ばびぶろぐ(http://vabi330xi.air-nifty.com/vabi_blog/)
・じゃらんnet(https://www.jalan.net/)
・楽天トラベル(https://travel.rakuten.co.jp/)
・ニフティ温泉(https://onsen.nifty.com/)