岩手の温泉 〜 山ばかりで湯も豊富 その2(前編)
今回は、下記ブログで紹介した第一弾「県北部」に続き、第二弾として、「県央部」の温泉を紹介します。
★過去ブログ:岩手の温泉 〜 山ばかりで湯も豊富 その1
岩手県の中央部には、前回も紹介しましたが、北から順に、次の「3市5町」の自治体があります。
→ 八幡平市/葛巻町/岩手町/盛岡市/滝沢市/雫石町/矢巾町/紫波町
この内、八幡平市、盛岡市、そして雫石町には数多くの温泉があり、それぞれ「温泉郷」を展開しています。
その中でも、八幡平市は、岩手山の麓と言う立地の良さもあり、本当に数多くの温泉があります。
また、それ以外、北上山地系にある葛巻町の宿泊施設の温泉だけは、残念ながら人工温泉となっています。
自治体 | 温泉郷 | 温泉数 | 天然 | |
八幡平市 | 新安比温泉 | 1 | 34 | ○ |
七時雨温泉 | 2 | ○ | ||
安比山麓温泉 | 4 | ○ | ||
安比高原温泉 | 7 | ○ | ||
藤七温泉 | 1 | ○ | ||
八幡平温泉郷 | 14 | ○ | ||
松川温泉 | 3 | ○ | ||
焼走り温泉 | 3 | ○ | ||
葛巻町 | - | 2 | 2 | × |
岩手町 | - | 1 | 1 | ○ |
滝沢市 | - | 2 | 2 | ○ |
盛岡市 | つなぎ温泉 | 14 | 18 | ○ |
その他 | 4 | ○ | ||
雫石町 | 鶯宿温泉 | 11 | 25 | ○ |
国見温泉 | 3 | ○ | ||
網張温泉 | 4 | ○ | ||
玄武温泉 | 3 | ○ | ||
滝の上温泉 | 1 | ○ | ||
高倉温泉 | 1 | ○ | ||
御所湖温泉 | 1 | ○ | ||
橋場温泉 | 1 | ○ | ||
矢巾町 | - | 4 | 4 | ○ |
紫波町 | - | 2 | 2 | ○ |
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今回、上記の表の様に、北から順番に県央部の温泉を紹介しようと思ったのですが・・・調べてみると、以外にも温泉数が多過ぎて、1回で紹介するのは無理があることに気が付きました。
そこで、県央部に関しては、前中後編の三部構成にして紹介しようと思ったのですが・・・なんと、上記の表に記載した通り、八幡平市だけでも34箇所もの温泉施設があります。
そこで、「県央部の温泉」を、前中後編の三部構成にすると伴に、前編として紹介する「八幡平市の温泉」を、今回と次回の2回に分けて紹介します。
つまり、「県央部」に関しては、次のような構成で紹介したいと思います。
【前編-その1】
【 八幡平市-前編 】
・新安比温泉 : 1箇所
・七時雨温泉 : 2箇所
・安比山麓温泉 : 3箇所
・安比温泉/安比高原温泉 : 7箇所
・藤七温泉 : 1箇所
【前編-その2】
【 八幡平市-後編 】
・八幡平温泉郷 : 14箇所
・松川温泉 : 3箇所
・焼走り温泉 : 3箇所
【 中編 】
・葛巻町の温泉:2箇所
・岩手町の温泉:1箇所
・滝沢市の温泉:2箇所
・盛岡市の温泉:18箇所
【 後編 】
・雫石町の温泉:25箇所
・矢巾町の温泉:4箇所
・紫波町の温泉:2箇所
それにしても、八幡平市の温泉の数は多過ぎです。また、盛岡市と雫石町も温泉が多いので、今後の展開によっては、二部構成になるかもしれません。
それでは今回も宜しくお願いします。
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■八幡平市の温泉
八幡平に関しては、下記のような過去ブログで、何度も紹介しています。
・岩手の紅葉について
・盛岡・北上川ボート下り
・【坂上田村麻呂】に関連する岩手の観光地
・岩手県内の「雪まつり」 〜 ダイジェスト
・冬の歳時記 〜 寒いのにご苦労様です
このため、今回は、八幡平の詳しい紹介は割愛しますが、八幡平市は、位置的には、岩手県の北西部、秋田県と青森県の県境で、ちょうど岩手山の北側に位置しています。
元々、「八幡平市」と言う自治体は存在せず、俗に言う「平成の大合併」において、平成17年(2005年)に、西根町、松尾村、そして安代町の3つの自治体が合併して出来た自治体です。
「八幡平市」は、前述の通り、岩手山の山麓にあるので、メチャクチャ温泉が多い自治体です。
前述の一覧表にも記載していますが、この地域だけで25個もの温泉関連施設があります。そして、今回記載した施設は、ホームページや観光協会に登録している施設だけです。
しかし、この地域には、小さなペンションやら別荘が、沢山存在していますので、実際は、もっと温泉は多いと思います。
今回は、「八幡平市」の温泉地を、北側から、次の5個の地域に分割して紹介します。
【 八幡平市-その1】
1.新安比温泉
2.七時雨温泉
3.安比山麓温泉
4.安比温泉/安比高原温泉
5.藤七温泉
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●新安比温泉
最初に紹介するのが、「新安比温泉」と呼ばれる温泉ですが・・・正直な話、「安比」とは全然関係無いと思います。
何故ならば、「新安比温泉」には、「静流閣」と言うホテルの温泉しかないのですが、場所的には、東北自動車道「安代JCT」のすぐ脇です。
そして、この「静流閣」がある場所から、本当のスキー場等がある安比高原までは16Kmも離れています。
前述の八幡平の地図を見れば解ると思いますが、地理的な意味での安比の温泉群としては、下記2個になると思います。
・安比温泉/安比高原温泉 :安比高原の頂上付近
・安比山麓温泉 :安比高原の山麓付近
それでは、何故、安比高原から16kmも離れた「静流閣」が、「新安比温泉」と名乗っているかと言うと、やはり「安比」と言う、全国ブランドの名前を使いたかったのが理由だと思います。
それと、このホテル/温泉自体が、昭和62年(1987年)に「さく井」した、新しい温泉と言う事も理由だと思います。
また、このホテル/温泉には、当初は「静流閣」と言う名前は付いておらず、単なる「新安比温泉」と言う名称でしたが、(恐らく)平成22年(2010年)のロビーリニューアルに伴い、ホテルの名前も「新安比温泉 静流閣」に変更したのだと思います。
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まあ、経営方針等、色々な事情はあるとは思いますが、こと「温泉」に関しては文句無しのようです。
「静流閣」には、下記のようなお風呂がありますが、天然温泉は、「金の湯」と「銀の湯」と呼んでいる2箇所だけです。
・金の湯 :大浴場、
・銀の湯 :小浴場
・森の露天:露天風呂(人口温泉)
「金の湯」、および「銀の湯」とも、太古の海が、地殻変動で閉じ込められた化石海水型の強塩泉との事ですが、源泉が異なるので、泉質も微妙に異なるようです。
水1kgに対して塩が10g含まれるお湯なら塩泉、15gで強塩泉に分類されますが、「静流閣」の場合、20gもの塩分が含まれており、その塩分濃度は海水の約2倍で、岩手県内唯一の強塩泉で、特にメタホウ酸成分は日本の最高クラスなのだそうです。
浴場の縁から床にかけて、ザラザラした固まりがあるそうですが、汚れではなく、それらは温泉成分が再結晶化された物との事です。
どちらの温泉も、湯温調節と塩分調整のために加水しているそうですが、お風呂から上がって体を拭くと、タオルが茶色になってしまうほど強烈なようです。
また、この温泉には、過去には、もう1個、別の「安代の湯」と言う源泉があったようです。
この源泉に関しては、塩泉と言うのは変わりないようですが、湯温は53℃と、現在よりも、かなり高い温度だったようです。
この「安代の湯」が、どうなってしまったのかは、どこにも説明が見当たらないので解りません。
過去の情報によると、大浴場が「安代の湯」だったようですが、現在の大浴場は「保戸沢の湯」となっています。
そして、「保戸沢の湯」の温泉分析表が「平成17年」の発行となっています。
このため、平成17年(2005年)に、枯渇等、何らかの理由で、源泉を「安代の湯」から「保戸沢の湯」に切り替えたのだと思います。まさか、同じ源泉で、名前だけを変えた、なんて事は無いと思いますが・・・
それと、この温泉は、隣の二戸市にある「天台寺」で、以前、住職をしており、現在は「名誉住職」となっている「瀬戸内 寂聴」氏のお気に入りの温泉だったようです。
このため、「平成の湯」を「らくらくの湯」と命名し、温泉入り口の看板にも、自筆で温泉名を書いてもらったそうです。
「天台寺」に関しては、下記の過去ブログで紹介しています。
★過去ブログ:7月開催の花まつり 〜 狙い目は外国人(20160618.html)
それでは、最後に「新安比温泉」の情報を記載しておきます。
【温泉名・説明】
・静流閣(旧:新安比温泉)
・住 所:〒028-7533 岩手県八幡平市叺田43-1
・連絡先:0195-72-2110 / ホームページ:http://www.sinappi.jp/
・金の湯:保戸沢の湯、ナトリウム-塩化物強塩泉(高張性-中性-低温泉)、源泉32.4℃、湯温42℃ ph値6.9、加温、+10%加湯、メタケイ酸131mg、メタホウ酸6320mg
・銀の湯:平成の湯、ナトリウム-塩化物強食塩泉(高張性-中性-低温泉)、源泉38℃、湯温42℃ pH値6.9、加温、+10%加湯、メタケイ酸109mg、メタホウ酸6160mg
・露 天:人工温泉、ラジウム鉱石、循環湯、塩素消毒
・料 金:大人700円
・営 業:10:00〜19:00(日帰り)
・その他:宿泊料金4,850円〜(1泊朝食付き)、素泊まり7連泊27,000円
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●七時雨温泉
七時雨(ななしぐれ)温泉は、前述の八幡平マップの北東部に位置する「七時雨山(標高:1,063m)」の山麓周辺にある温泉地です。
今回、下記2つの温泉を紹介しますが、温泉の場所が、ちょうど山麓北側と南側に分かれてしまっています。
・七時雨山荘
・七時雨冷泉 西根老人憩の家
両温泉は、どちらも「七時雨温泉」と呼ばれているようで、「七時雨山」の山麓の県道30号沿いにありますが、約8Kmも離れており、また源泉も全く異なっています。
本節の最初の画像は「七時雨山荘」と「七時雨山」となっていますので、まずは「七時雨山荘」から紹介します。
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・七時雨山荘
「七時雨山荘」は、前述の通り、七時雨山の北側山麓、七時雨山と田代山の間に広がる「田代平高原」にあります。
ここは、「周囲7Kmに民家無し」と言われている一軒宿で、その名の通り、「温泉」と言うよりは、山荘に「温泉」が付いていると言った方が、正しい表現ではないかと思います。
とは言え、れっきとした温泉ですが、この岩手県には珍しい「冷泉」となっています。
「七時雨冷泉(田代の湯)」と呼ばれる源泉から湧き出る「冷泉」を、蒸気よって加温して浴槽に注いでいるそうです。
3〜4人が入れる大きさの浴槽があり、そこに源泉投入口があるが、注がれるのは「冷泉」なので、上図右側にあるバルブを開くと、そこから蒸気が噴出されて、浴槽内を加温するそうです。
泉質は、含硫化水素食塩泉(緊張性低張冷泉)で、温度9℃、ph値は「5.6」なので、「弱酸性温泉」の部類に入ると思います。
昔は、酸性温泉によくある「白濁」した湯だったようですが、現在は、無色透明/無味無臭となっているそうです。
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・七時雨冷泉 西根老人憩の家
「西根老人憩の家」は、「七時雨山」の南山麓にある老人福祉のための市営施設です。
この温泉は、昔から「七時雨の湯っこ」の名称で親しまれ、「ホウ酸」の含有量が多いので、皮膚病や切り傷、そして眼病にも良いとされていたようです。
実際、今でも、源泉で「眼」を洗う人もいるようです。
この温泉も、「七時雨山」の中腹から湧き出る「七時雨冷泉」と言う、泉温14.5℃、ph値「6.1」の中性の源泉を引き込んでいるようです。
浴室には、左右2つの浴槽があり、向かって左側が「普通のお湯」で、右側が「源泉」となっており、やはり蒸気を使って加温しています。
但し、湧き出る量が「6リットル/分」と少ないので、こちらでは湧き水を継ぎ足しているそうです。
また、こっちの冷泉は、「七時雨山荘」とは異なり、わずかに塩味・炭酸味がして、硫黄の香りがするそうです。同じ冷泉でも、源泉が異なるからだと思います。
この施設には、昔は「流霞(るか)荘」と言う宿泊施設を併設していたようですが、現在では閉館してしまい、現在では「日帰り入力施設」になってしまっています。
素泊まりで「2,000円」程度だったので、利用者には好評だったらしいのですが、市議会の議事録によると、町村合併後の平成18年、施設の管理運営が、町から市に移った影響で、人件費削減のために閉館してしまったそうです。
それでは最後に、両温泉の概要を紹介しますが、最新情報は、問い合わせて下さい。
【温泉名・説明】
・七時雨山荘
・住 所:八幡平市古屋敷96
・連絡先:0195-72-2103
・温 泉:田代の湯、含硫化水素食塩泉(緊張性低張冷泉)、湯温9.0℃、ph値5.6
・状 況:無色透明、無味無臭、蒸気加温
・料 金:450円
・営 業:10:00〜21:00、冬季閉鎖(11〜翌4月)
・その他:混浴、現在宿泊を受け付けているか否かは不明(過去1泊7,500円前後)
・西根老人憩の家
・住 所:八幡平市西根寺田第25地割191-1
・連絡先:0195-77-2573
・温 泉:七時雨の湯、含硫黄・二酸化炭素・ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉 、湯温14.5℃ 、ph値6.1
・状 況:薄白濁透明、塩味、硫黄臭、薬臭、湧き水継ぎ足し、蒸気加温
・料 金:大人430円(市民310円)
・営 業:10:00〜20:00
・その他:食事処は昼時間のみ(11:00〜14:00)
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今回、「安比山麓温泉」としては、次の4箇所を紹介しようと思います。
・四季館 彩冬(さいとう) :八幡平市赤坂田254-9/ホテル
・綿帽子温泉館 あずみの湯 :八幡平市字細野436-9/日帰り
・豊畑温泉 フロンティアの湯 :八幡平市細野435-1/日帰り
・安比山麓温泉 かみの湯 :八幡平市細野98-163
しかし・・・正直なところでは、一箇所「四季館 彩冬」だけは、本当は「安比山麓温泉」には含まれないと思います。
前述の八幡平市の地図を見れば明らかですし、上記の温泉住所を見ただけでも解ると思いますが、この温泉だけ地名(住所)が異なります。加えて、温泉のお湯自体、他から運搬したお湯を使っています。
しかし、この温泉だけ、ポツンと孤立させるのも何ですから、敢えて「安比山麓」とさせてもらいました。
それに、ホテルの説明には、こっちの方が安比高原に近いにもかかわらず、前述の温泉とは異なり、ホテルの説明に「安比」と言う言葉は一切使っていません。
まあ、以前の民宿時代には、やはり「安比」と銘打っていたようですが・・・
と言うことで、4箇所の「安比山麓温泉」を紹介したいと思ったのですが、何と「安比山麓温泉 かみの湯」は、平成27年(2015年)9月現在、営業休止中と言う情報が掲載されていました。(情報:@nifty温泉)
この「かみの湯」は、Web上では『熊が湯治に来る温泉』として紹介され、野趣溢れる露店風呂が有名だったらしいのですが・・・
誠に残念ですが、今回は割愛させて頂きます。
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・四季館 彩冬
最初は、本当は「安比山麓温泉」では無いと思われる「四季館 彩冬」を紹介します。
「四季館 彩冬」は、電車の場合は、盛岡駅からIGRいわて銀河鉄道を使って「赤坂田」駅で下車、予約をすれば駅から無料送迎してくれます。
まあ、駅から1Km程度なので、歩こうと思えば徒歩でも可能ですが・・・周りには何も見るべき物は無いと思います。
付近には、本当に何もありません。コンビニも、ちょっと歩いて行ける距離ではありません。車で5分位と言う説明がありましたが、恐らく、こんな田舎道で5分なので、5〜10Km位は離れているかもしれません。
また、安比高原にあるスキー場までは、約6Km、車で15分程度なので、スキー目当ての場合、ちょっと遠いかもしれませんが、車なら問題無い距離だと思います。(※雪の山道なので時間は掛かると思いますが)
さて、この「四季館 彩冬」は、昭和60年(1985)12月の創業で、当初は、前述の様に民宿でしたが、折からのスキーブームで客足が伸び、それに伴い増築/リニューアルを繰り返し、平成7年(1995年)には「民宿 彩冬」、 2005年(平成17年)に「四季館 彩冬」と発展してきたようです。
このため、前述の通り、この宿/ホテルには温泉が無く、温泉設備が出来たのは2010年で、現在でも、源泉からお湯を引いている訳ではなく、八幡平温泉から、大和ハウス工業が「さく井」した「ロイヤルシティ2号泉」と言う源泉から、お湯を運んでいる運搬方式の温泉と言うことです。
ちょっと「興ざめ」してしまいますが、それでも温泉には違いありません。「源泉掛け流し」と言うキャッチコピーが使えないだけです。
温泉設備としては、大浴場が2箇所と貸し切りの露天風呂が1箇所あるようですし、また館内には、「足湯」もあり、日帰り入浴もOKとの事です。
ちなみに、貸し切り露天は、「1,600円/50分(宿泊客)」との事です。
それでは最後に、「四季館 彩冬」の概要を紹介しておきますが、設備が立派で、かつ温泉設備にお金を掛けているので、料金は高めだと思います。
【温泉名・説明】
・四季館 彩冬
・住 所:〒028-7554 八幡平市赤坂田254-9
・連絡先:0195-72-5344/ホームページ:http://saito-appi.jp/
・温 泉:八幡平温泉(ロイヤルシティ2号泉)、ナトリウム・カルシウム−炭酸水素塩泉(弱アルカリ性)、泉温42.2℃、ph値7.54
・状 況:微弱黄色/透明、無味/微弱硫化水素臭、加水なし、加温あり、循環あり、ろ過なし
・料 金:700円、貸切露天風呂2,100円/日帰り
・営 業:11:30〜15:00
・その他:宿泊料金/スタンダード16,200円〜(平日、1室2名での利用)、ランチで温泉半額
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・綿帽子温泉館 あずみの湯
「綿帽子温泉館あずみの湯」は、安比高原の山麓となる「八幡平市細野」にある、日帰り専門の温泉です。
国道282号、東北自動車道の脇にあり、安比高原までは約3.5Km、車で10分程度の距離にあり、施設は、黄色を基調に綿で作った帽子を被せた様な、まさに「綿帽子」のような外観です。
この施設の、直ぐ隣、100m位離れた場所に、次に紹介する「フロンティアの湯」があります。
何で、こんな近くに、2つの温泉があるのかは不明ですが、この「あずみの湯」は、第三セクターである八幡平産業振興株式会社が管理していますが、「フロンティアの湯」は、この温泉の向いにある「温泉民宿かわの」が経営しています。
そして、「あずみの湯」は平成5年(1993年)のオープンで、「フロンティアの湯」は平成10年(1998年)オープンですから、民宿側が、(言葉が正しいのか解りませんが)後から割り込んで来た様なイメージだと思います。
さて、この「あずみの湯」ですが、前述の通り、平成5年にオープンしたのですが、平成26年(2014年)には、「安代老人憩の家」の閉館に伴い、この「あずみの湯」に、「安代老人憩の家」の機能を加えるために一時営業を停止してリニューアル工事を行ったようです。
この施設には、サウナ、水風呂、大浴場、露天風呂、そして電気風呂等も備えており、1階にはレストラン、2階には、広さ30畳の無料休憩所もあるそうです。
平成27年(2015年)4月に、リニューアルして再開されましたが、以前は、源泉掛け流しだった露天風呂が、循環式に変わってしまったそうです。
但し、情報によっては、「一部掛け流し」と言う説明も見受けられますので、どこかに投入口が残っているかもしれません。
この施設は、安比山麓の平地にあるので、冬場は、雪山まで登る必要がないために、ジモッチーで混雑するようです。
それでは最後に、「綿帽子温泉館 あずみの湯」の概要を紹介します。
【温泉名・説明】
・綿帽子温泉館・あずみの湯
・住 所:〒028-7557 八幡平市細野436-9
・連絡先:0195-72-6811/紹介サイト:http://www.iwatetabi.jp/hotel/detail/03214/987.html
・温 泉:綿帽子の里温泉(綿帽子の湯)、ナトリウム−炭酸水素・塩化物泉(低張性−中性−高温泉)、源泉58.3℃、ph値7.3
・状 況:薄茶褐色/透明、やや塩味、加水なし、加温あり、循環式、薬剤投入有り
・料 金:大人600円、65歳以上市民:200円、60歳以上市民:温泉入浴券200円
・営 業:10:00〜20:00(21:00閉館)
・その他:第3木曜、1・2月は無休(GW/盆時期/年末は営業)、駐車場有り/無料(70台)
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・豊畑温泉 フロンティアの湯
安比山麓の最後を飾るのは、「豊畑温泉 フロンティアの湯」です。
前述の「あずみの湯」の、ほぼ隣にある日帰り専門の温泉ですが、向かいの「民宿かわの」が経営していますので、安比付近で、唯一の「温泉付き民宿」として紹介されています。
名前の由来ですが、何でも、創業者が、この付近の開拓を行った事から「フロンティア」と名付けたようです。
施設入り口に描かれている「ウルトラマン風」のヒーローの絵が、「フロンティア魂」の象徴なのか否かは解りませんが、とにかく、温泉は、安比近辺では珍しい、源泉100%の掛け流しの、琥珀色のお湯らしいです。
この施設には、源泉蒸気サウナ、ミストサウナ、内風呂、露天風呂、水風呂、飲泉等を完備しています。
また、仮眠部屋や自炊棟等も用意されているので、長期滞在者やツーリストにも人気がある施設らしいです。
内風呂は、上画像の通り3種類、手前から高温(43.9℃)、中温、低温(38.8℃)に分かれており、仕切りには、意味不明な「タヌキ」が鎮座しています。
また、温泉は、加水も循環ろ過もしておらず、源泉を熱して蒸気にしたサウナは、源泉にラドンが含まれており、ガンにも効くと唱っています。
さらに、飲泉も出来ますので、糖尿病にも効くと言う説明がありました。
前述の「あずみの湯」とは、全く違う温泉なので、例えば、民宿に泊まりながら、温泉を変えて、スキーを楽しんだり、湯治をしたりするのが良いと思います。
ちなみに、自炊の場合は、3,500円/1泊〜なので、スキー目的の格安旅行で使うのも良い手だと思います。
それでは最後に、「豊畑温泉 フロンティアの湯」の概要を紹介します。
【温泉名・説明】
・豊畑温泉 フロンティアの湯
・住 所:〒028-7557 八幡平市細野435-1
・連絡先:0195-72-5740
・温 泉:豊畑温泉、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)、源泉50.7℃、ph値7.8
・状 況:黄土色、土臭、加水なし、源泉100%、掛け流し
・料 金:大人600円
・営 業:09:00〜20:30受付(21:00閉館)、通年/不定休(GW・盆時期・年末年始は営業)
・その他:個室3,500円、広間100円、駐車場有り(無料70台)、一泊二食7,300円(平日)〜
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一般的に、現在、安比高原と言うと、「前森山(標高1,304m)」の北側斜面に広がる高原で、国内有数のスキー場として有名ですし、夏場は、牧場やゴルフ、野外コンサートと、1年を通して賑わっています。
「安比高原」と言うので、「安比岳(標高1,493m)」の山麓かと思うかもしれませんが、それは間違いです。
昭和56年(1981年)の開業当初は、現在のような大規模な施設ではなかったのですが、折からのバブル景気とスキーブームで急成長したリゾート地です。
しかし、そもそもの「安比高原」とは、現在の「安比高原スキー場」がある場所の向かい側、「竜ヶ森(標高679m)」付近となります。
私が小学生の頃、安比のスキー場と言えば、この「竜ヶ森スキー場」を指しており、当時は、高速道など存在しませんでしたから、普通の山道を、バスで長時間掛かってスキーをした覚えがあります。
現在「安比高原」には、次のような大規模ホテルが建っていますし、その他にも20〜30個以上ものペンションが乱立しています。
・ホテル安比グランド(大浴場)
・安比グランドヴィラ
・安比グランドアネックス(APPI温泉パティオ)
そして、それらのホテルの中には、当然、と言って良いと思いますが、温泉を引いています。唯一、安比グランドヴィラだけは、沸かし湯を使っているようですが・・・
後は、その他、下記のようなリゾートホテルが、安比高原付近にあります。
・安比温泉岩畑の湯 安代林業センター
・モルデンの湯 ラビスタ安比高原
さらに、温泉はと言うと・・・「野湯」と呼ばれているらしいですが、自然に湧きだしている温泉を、木や岩で囲った湯船に溜めただけの入力施設(?)が、前述の「安比岳」の山麓に3箇所あります。
・安比温泉
・草の湯
・新草の湯
こちらは、本当に「秘湯」と呼んで良いと思われる温泉ですが・・・熊がいるので危険です。
安比高原の温泉は、ホテル内の温泉がメインになってしまうので、サラッと紹介したいと思います。
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・ホテル安比グランド
ホテル安比グランドは、安比高原のランドマークとなっているホテルです。
本館とタワー館があり、両方合わせて400室もある、大型宿泊施設です。
そして、このホテルの大浴場とプライベートスパ「MAKIBA」が、温泉となっています。
この2つの温泉、および次に紹介する「APPI温泉パティオ」は、「安比温泉3号泉」と言う源泉のお湯を引いています。
まあ、「APPI温泉パティオ」は、このホテルの隣の施設なので、同じ源泉を使っているのは、当然と言えば当然です。
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・APPI温泉パティオ
前述の通り、「APPI温泉パティオ」は、上記「ホテル安比グランド」と廊下で繋がっており、日帰り客も宿泊客の使える温泉となっています。
が・・・何せ料金が高い ! 一般客で900円、宿泊客でも500円と、鬼のような値段になっています。
ちなみに、前述の「ホテル安比グランド」の大浴場も、日帰り客も利用出来るのですが、1,080円/回です。誰が入るのか疑問です。
それでは、この「安比温泉3号泉」の紹介をしたいと思います。
【温泉名・説明】
・ホテル安比グランド/ APPI温泉パティオ
・住 所:〒028-7306 八幡平市安比高原605-365
・連絡先:ホテル 0195-73-5011 / パティオ 0195-73-6060
・温 泉:安比温泉3号泉、単純温泉(低張性/弱アルカリ性/低温泉)、源泉31.2℃、使用時42.0℃、ph値7.6
・状 況:無色透明、無味無臭、、循環式、加水、加温、消毒
・料 金:ホテル 大人1,080円 / パティオ 大人 900円
・営 業:ホテル 15:00〜翌10:30 / パティオ 平日15:00〜22:30 土日祝11:00〜22:30
・その他:パティオは日帰り専門
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「安比温泉岩畑の湯 安代林業センター」は、先の「ホテル安比グランド」の先、更に奥に進んだ場所にある、何故か欧州風の建物です。
客室12個の、コジンマリとした宿泊可能な日帰り温泉です。値段もリーズナブルなので、日帰り温泉なら、先の「パティオ」などより、こちらの方が、絶対お勧めです。
「安比温泉 岩畑の湯」と言うのは源泉名なのですが、何故「安代林業センター」などと言う、変な名前を付けたのか調べて見ましたが、詳しいことは解りませんでした。
しかし、この施設は、昭和55((1980年)年4月から宿泊施設として営業を始め、当初12年間は旧安代町が直営し、平成5年(1993年)からは第三セクターの運営になったようです。
そして、同じく平成5年に岩畑の湯が開業し、以後民宿並みの料金で温泉ホテル同様の施設が利用できる場所として、特に冬期の人気が高い施設になっているようです。
そして、開業時の設立目的を、林業従事者と森林所有者の技術の向上、および林業後継者の育成を図り、併せて地域 林業の発展に資するためと記載してしまったので、「林業センター」と言う名称になってしまったのだと思います。
つまり、開業当初は、林業従事者の研修センターとして開業したが、その後、温泉施設を併設したので、現在では、林業などとは全く関係の無い、スキー客のための温泉施設になってしまったのだと思います。
それでは、「安比温泉 岩畑の湯」の概要を紹介します。
【温泉名・説明】
・安比温泉岩畑の湯 安代林業センター
・住 所:〒028-7306 八幡平市安比高原119-5
・連絡先:0195-73-5321 /http://www.appi-yado.net/~iwahata/
・温 泉:安比温泉(岩畑の湯)、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉(低張性中性高温泉)、源泉43.8℃、使用時42.3℃、ph値7.4
・状 況:無味無臭、無色透明、加温、循環式、塩素消毒、塩素臭無し
・料 金:大人600円(日帰り)
・営 業:日帰り12:00〜20:00(最終受付時間19:30)、日曜10:30〜、通年
・その他:平日1泊二食付き7,200円/人〜、サウナ有り
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・モルデンの湯 ラビスタ安比高原
「モルデンの湯 ラビスタ安比高原」は、安比高原スキー場に向かう途中にある、安比高原ペンションビレッジの奥まった一角にあるおしゃれなプチホテル(?)です。
その昔は「とびや温泉 ドーミー倶楽部 安比高原」と言う名前で営業していたようですが、平成24年(2012年)6月に、現在の名称でリニューアル・オープンしたようです。
このホテルは、「株式会社 共立メンテナンス」と言う企業が運営するホテルチェーンです。「ドーミー倶楽部」や「ドーミーイン」と言う名前のホテルを、全国各地に展開しています。
ホテルチェーンとは言え、この施設の温泉は、説明によると安代町細野区にあるモルデン沸石原石層から出湯している、日本国内でも珍しい温泉なのだそうです。
泉質は、見た目は普通なのですが、入るとビックリ。「ぬるぬる」したウナギ湯との事です。
また、露天風呂もあるそうですが、ホテルのロケーションが、ペンション村の中と言うこともあり、立地条件が悪いので、展望は期待しない方が良いとのことです。
但し、画像のように屋根が付いているので、雨や雪でも利用可能なそうです。
なお、露天風呂は貸し切りも可能で、先着順で40分、1,000円/回との事です。
それでは、「モルデンの湯 ラビスタ安比高原」の概要を紹介します。
【温泉名・説明】
・モルデンの湯 ラビスタ安比高原
・住 所:〒0287-306八幡平市安比高原605-30
・連絡先:0195-73-5301 / ホームページ:http://www.hotespa.net/hotels/appi/
・温 泉:とびや温泉(モルデンの湯)、ナトリウム-炭酸水素温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)、源泉54.1℃、ph値8.4
・状 況:無味無臭、無色透明、加温、循環式、塩素消毒、塩素臭無し
・料 金:日帰り入浴500円
・営 業:15:00チェックイン、10:00チェックアウト
・その他:一泊二食付き/1室2名(早割)16,000円〜、遠赤外線サウナ有り、飲泉可
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・安比温泉
ここからは、安比高原にある「野湯」と呼ばれる温泉を紹介したいと思いますが、まず、普通の方は、行かない温泉だと思います。
「野湯」は、左の画像の様に、本当に自然に湧き出ている温泉を、板や岩で囲ったものです。
また、当然、脱衣所等の付帯設備もありませんので、着替え等、全て、その場で行う必要があります。
さらに、これら「野湯」は、山中奥深くにあるので、気軽な服装では行けませんし、一番危険なのは、解ると思いますが「熊」の存在です。
特に、今年(2016年)は、去年、餌が豊富だった影響で、「熊」の個体数が増え、このため人里近くにまで餌を求めて出没しているそうです。
もしも、「野湯」を訪れてみようと思うのであれば、登山にも耐えられるしっかりとした服装を準備し、「熊」避け対策もした上で行動して下さい。
それと、「熊」よりも攻撃頻度が高いのが「アブ」です。一般的に「アブ」と呼んでいますが、「アブ」と言う昆虫は存在しません。
この付近にいるのは、恐らく「アカウシアブ」と言う3cm位の大型アブで、牛や馬にまとわり付き、その血を吸うヤツです。
岩手県、私が住んでいた盛岡では「ウマサシ」と呼んで恐れていましたが、本当に、まとわり付くので、たちが悪い昆虫です。
私は、刺された事はありませんが、刺されると、(死にはしませんが)メチャクチャ痛いらしいです。
ですから、もしも、これら「野湯」に行くのであれば、「熊よけ」と「虫よけ」は、必需品だと思います。
さて、最初の「安比温泉」ですが、名前の通り、将に安比の温泉と言える「野湯」だと思います。
ここは、比較的簡単に行ける「野湯」の様で、ホテル安比グランド付近から「安比高原ブナの駅」と言う管理人常駐の避難小屋を目指し、「赤川林道」を通り「赤川ダム」前と言う場所までは車で行けるようです。
そして、「赤川ダム」前からは、徒歩で50分位、山道を歩いたり、沢登りをしたりする必要があるそうです。
詳しくは、「野湯 安比温泉」と言うキーワードでWebを検索すれば、行き方等、沢山の情報を得ることが出来ます。
また、誰も泉質を確認しようなどとは思っていませんし、ホテルや旅館のように、天然温泉を証明するための「泉質表」を掲示する必要もありませんので、どのような成分のお湯なのかは解りません。
しかし、Webの情報によると、「安比温泉」は、投入口付近で約45℃、湯船で40℃位、白濁した温泉という情報もありますが・・・前述の画像では透明なので、その時の自然状況で、お湯の色は異なるのだと思います。(※Wikiには泉質も記載されていますが信頼性に欠けると思います。)
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・草の湯
次は「草の湯」の紹介ですが、先ほどの「安比温泉」、そして、この「草の湯」とも、「安比岳」の山麓に存在します。
「安比温泉」は、「安比岳」の北東側、「草の湯」は、北西側に位置しています。
「草の湯」も、「安比高原ブナの駅」を目指して進み、「兄畑・館市」との分岐点を、この「野湯」の場合は「ブナの駅」方面ではなく「兄畑・館市」方面に進みます。
暫くは舗装道路ですが、そのうちに舗装が途切れて林道になるそうですが、ちゃんと「草の湯コース入口」と言う看板が立っているそうです。
そこから徒歩で20〜30分程度歩くそうですが・・・途中は、湿地帯や川を渡る必要があるそうですので、長靴は必須のようです。
「草の湯」には、上記画像のように3箇所ほど(1箇所は岩の奥)、お湯が溜まっている所がありますが、どこも浅いので、仰向けになって入浴する必要があるそうです。
また、湯温が33℃程と低温なので、冬場は当然行けませんが、春先や秋口等、気温が低い時は避けた方が良いらしいです。
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・新草の湯
「新草の湯」ですが・・・ここは、山歩きに慣れた人でないと、行くのは難しいと思います。
場所としては、上述の「草の湯」の北側にあるそうです。(住所不明)
行き方は、「草の湯」経由と、「草の湯」に行く途中から分岐して行く方法があるようです。
まあ、2箇所とも制覇したい方は、「草の湯」経由コース、1箇所でOKの方は、分岐コースを選ぶ事になると思います。
注意事項としては、「熊」は当然として、「林道」を通る必要があるのですが、伐採作業を行っていると、車は通行止めになるらしく、その場合、林道入口から徒歩になるので、3時間程度掛かってしまうそうです。
伐採作業が行われていない場合は、約7Kmの林道も車で走れるので、この場合は、約30分程度の山歩きで到着できるそうです。
現在の「新草の湯」は、上図のように、石で周りを固めていますが、その昔は、右の画像のように情けない状況だったみたいです。
温泉に関しては、湯温は40℃前後、広さは3〜4人は入れる大きさらしいので、「草の湯」よりは、「新草の湯」の方が良いとの事ですが・・・林道を歩きで制覇するのは、かなりキツいと思います。
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●藤七温泉
「藤七(とうしち)温泉」は、岩手・秋田の県道318号線(通称:八幡平樹海ライン)沿いにある標高1,400mにある一軒宿の温泉です。
ここには「彩雲荘」と言う、旅館と言うよりは「山小屋」と呼んだほうが良い雰囲気の宿泊施設があります。
「藤七温泉」の起源は、「藤七」と言う名前の木こりが発見したと言う説と、例の「坂上田村麻呂」が発見したと言う説があるそうです。
しかし・・・以前のブログで「八幡平の紅葉」を紹介した時にも記載しましたが、坂上田村麻呂は、史実としては、盛岡付近までしか来ていないので、「田村麻呂発見説」は、ガセだと思います。
★過去ブログ:岩手の紅葉について
:「坂上田村麻呂」に関する岩手の観光地
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・彩雲荘
しかし、この「藤七温泉」の湯は素晴らしいそうです。
ここには、男女別内湯、および男女別露天風呂が多数(6箇所)あり、全ての浴槽が源泉掛け流しなのだそうです。
前述の「野湯」には負けますが、「秘湯」と呼んでも良い温泉だと思います。
ここの温泉では、女性でも入浴可能な大型バスタオルを販売しているので、このタオルさえ着用していれば、混浴でも構わないそうです。
下記に案内図を掲載しますが、入浴の仕方としては、一番上の露天風呂から順番に入って楽しむのがお勧めらしいです。
源泉の温度が91℃と高温なので、湯温を下げるために加水していますが、下側の露天風呂が一番熱いらしいです。
前述の通り、標高1,400mと、東北で一番高所にある温泉なので、露天風呂で、夜に星空を満喫するのもお勧めらしいです。
ここの問題は、宿泊施設が古い事、食事が意味不明な事、後は料金が高く、一番安くても一泊二食付きで12,030円/人(税込)との事です。
料理は、朝夕とも、何故かバイキング形式となっており、それもカレーとか焼き魚・・・何で ? と言う感じらしいです。
何か、見た目は、湯治場のような感じがしますが、湯治客用の自炊の設備等も無いようです。
きっと、お客さんのために、手間暇をかけた「おもてなし」をする気がないのだと思います。
それと、冬季は、道路の閉鎖に伴い、旅館も閉鎖するので、湯治客を受け入れるのは無理があるのかもしれません。
それでは、「藤七温泉 彩雲荘」の概要を紹介します。
【温泉名・説明】
・藤七温泉 彩雲荘
・ 住 所:〒028-7302 八幡平市松尾寄木北の又国有林
・連絡先:090-1495-0950(衛星電話) / ホームページ:http://www.toshichi.com/
・温 泉:藤七温泉(第一号源泉・第二号源泉混合泉)、単純硫黄泉(硫化水素型)、源泉90.6℃、使用時42℃、ph値3.4
・状 況:白濁、硫化水素臭、加水あり、源泉が湯床から湧いている
・料 金:日帰り入浴600円、休憩室利用時:1,140円
・営 業:8:00〜18:00、宿泊客は24時間利用可能
・その他:一泊二食付き/1室2名12,030円〜、営業は4月〜10月下旬、カード不可
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今回は、ここまで、八幡平市の前編と言う事で、次の14箇所の温泉を紹介しましたが、如何でしたか ?
・新安比温泉(1): 静流閣
・七時雨温泉(2): 七時雨山荘、西根老人憩の家
・安比山麓温泉(3): 彩冬、あずみの湯、フロンティアの湯
・安比温泉/安比高原温泉(7): ホテル安比グランド、パティオ、安比林業センター、ラビスタ安比高原、安比温泉、草の湯、新草の湯
・藤七温泉(1): 彩雲荘
何れも、個性豊かな温泉ですが、半径15Km程度の狭い地域の中に、何故、これほどまでに、種類が違う温泉が湧いているのか不思議でなりません。
塩泉あり、冷泉あり、ラドン温泉あり・・・まあ、「野湯」も、3箇所ほど紹介しましたが、実際には、今回紹介した場所以外にも「野湯」があるようです。
Webで検索してみると、勝手にビニールシートにお湯を溜め、即席の風呂を作って入浴している人もいましたが・・・何も、そこまでしなくても、と言う感じもしました。
今回の記事では、効能とか、アクセス方法とかは割愛させて頂きましたが、どの温泉施設も、ホームページ等が用意されていますので、そちらを見た方が良いと思います。
八幡平は、後編でも紹介しますが、ここは「十和田八幡平国立公園」内の一部ですし、国民保養温泉地にも指定されていますので、公共の宿で、かつ天然温泉の宿が沢山あります。
まあ、設備や料理は期待できませんが、ゆっくりと自然を満喫して温泉に浸かりたい方には、持って来いの場所です。
後編では、日本初の商業地熱発電所である「松川地熱発電所」の副産物である熱水を利用した「八幡平温泉郷」も紹介しますが、ここは、「温泉郷」と名乗っているだけのことはあり、安比以上に沢山の温泉があります。
それでは、次回も宜しくお願いします。
以上
【画像・情報提供先】
・Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/)
・盛岡・八幡平広域観光推進協議会(http://www.morioka-hachimantai.jp/index.html)
・公益財団法人岩手県観光協会(http://www.iwatetabi.jp/)
・くずまき高原牧場(http://kuzumaki.jp/)
・岩手町ホームページ(http://town.iwate.iwate.jp/)
・日本テレビ「月曜から夜ふかし」
・岩手県盛岡市つなぎ温泉観光協会(http://www.tsunagionsen.com/)
・山の温泉ガイド(https://www.mountaintrad.co.jp/)
・温泉JAPAN(http://onsenjapan.jp/)
・ばびぶろぐ(http://vabi330xi.air-nifty.com/vabi_blog/)
【株式会社 エム・システム】 本 社 :〒124-0023 東京都葛飾区東新小岩8-5-5 5F TEL : 03-5671-2360 / FAX : 03-5671-2361 盛岡事業所 :〒020-0022 岩手県盛岡市大通3-2-8 3F TEL : 019-656-1530 / FAX : 019-656-1531 E-mail : info@msystm.co.jp URL : http://msystm.co.jp/ : http://msystm.co.jp/excel_top.html ブログ : http://d.hatena.ne.jp/msystem/ Facebook : http://www.facebook.com/msysteminc